「ペイル・ブルー・ドット」撮影30年記念、NASAがリマスター版公開

1990年2月14日、宇宙探査機ボイジャー1号は搭載されたカメラを地球に向け、37億マイルの距離から一枚の写真を撮ってデータを送ってきた。

はるかな宇宙から撮影された地球の姿は、暗い宇宙のなかでそれでも小さな点として光を放っていた。通称「ペイル・ブルー・ドット」と呼ばれるこの画像は、これまでに撮影された最も“重要”かつ“謙虚な”宇宙画像の1つと言われている。




この写真が撮影されたのはボイジャー1号が太陽系の外に出る直前、天文学者のカール・セーガン氏が提案したもので、太陽系の合成画像を撮影するため最後に地球の方を向けさせたものである。

この一枚を地球まで送ったのを最後に、ボイジャー1号はカメラの電源を落とした。そして更に飛行を続けたボイジャー1号は、太陽の陽子などからなる「太陽風」の届く領域を2012年8月に抜け出て、今も宇宙の彼方へ進んでいっている。

後に、カール・セーガン氏はこの写真によせて次のような言葉を残している。

「この点をもう一度見てください。これが私達の故郷です」

この画像が撮影されて30年。NASAは現代の技術を駆使して「ペールブルー・ドット」を鮮明にした、リマスター画像を公開した。もちろん撮影されて30年を記念したという点が大きいが、近年の地球環境変動を受けての面もあるようだ。




ボイジャー1号の画像処理に携わったメンバーの一人であるガリー・ハント氏は「気候に関する講演に出演する際に、この写真を見せています。この宇宙の中の小さな青い点は私たちが住むことができる唯一の場所です」と語っている。

より新しくなった「ペイル・ブルー・ドット」を見て、改めて地球について思いを馳せてみるのも良いのではないだろうか。

関連動画
Carl Sagan – Pale Blue Dot

(飯山俊樹 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©NASA/JPL-Caltech

 

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