2024年12月17日に放送された『耳の穴かっぽじって聞け!』(テレビ朝日 水曜 2:34)のテーマは「M-1決勝を逃し続けた芸人の本音」。
M-1グランプリの優勝経験がある、番組MCのウエストランド・井口浩之、とろサーモン・久保田かずのぶが、M-1準決勝に6度進むも一度も決勝に1度も行けなかったお笑いコンビの囲碁将棋(文田大介、根建太一)のM-1への思いを聞き届けた。
文田は、M-1について語ろうとすると、2019年のラストイヤーから5年経った今でも怨念で人差し指を噛みちぎり血文字だけで書き綴れるくらいの熱量を持っていると語り始める。
そして2010年、囲碁将棋としてもコンビとしても芸歴も7年目で自分なりに波に乗っていた準決勝。
破裂したようにウケた!と思い両親にも「絶対合格した!」メールしたにもかかわらず結果は落選。自分たちよりウケてなかったと感じたコンビが決勝に進んで「テレビに出て人気あるだけだろ!」と思わず言葉が溢れてしまったという。
それを隣で聞いていた先輩芸人から「それで決勝に出られるなら、お前も1年テレビに出ればいいだろ!」と諭され、「あまりに身に染みて泣いた、自分の情けない言葉に自分で腹が立ったら」と振り返った。
そしてM-1を目指す後輩芸人へ、「M-1だけがすべてじゃない、と言って負けを受け止めないやつ。なんなら出場しないのもいるけど、M-1だけがすべてじゃないなんて、卒業したヤツの言葉だから。現役のヤツが口にするもんじゃねえよ!お前ら、全力でやって膝から崩れ落ちろ。立てなくなったら肩貸してやるからよ」と熱い言葉を贈った。
続いて根建は、M-1の出囃子に憧れ続けた15年だったが、ラストイヤーでこれまでで一番スベってしまったショックから翌年の正月、文田を呼び出し芸人辞めるわと告げたと明かす。
文田は、根建が「なんとなくやめるって言ってる」と察したことから「お前、しばらく休め」と決心。「客にはオレが育休を取るからそれで休むことにしよう」と言って、トークライブで休養を発表したという。
しかしトークライブ当日、育休と告げる文田の声が震えていることに気づいた根建。「本当はボクが芸人を辞めようと思っていて、今後のことを考えるために休養します」と本当の理由を泣きながら告げたという。
「話している途中で泣いてしまった。文田も泣いた。お客さんも泣いていた。劇場始まって以来のお通夜ライブになってしまった」と振り返った。
2人の話を聞いた久保田は「涙こぼれそうになっちゃったよ。エグいな」と熱いメッセージに感激し目頭を拭った。
「M-1だけが全てじゃない」なんて
卒業したやつの言葉だから
現役のやつが口にするもんじゃねえよ。#囲碁将棋 文田 @ff190mm🔻#耳の穴 文章の続きはこちら🔻
🔗https://t.co/7gXty0EizT pic.twitter.com/RoMlM2ihfo— 耳の穴かっぽじって聞け!【テレ朝公式】 (@miminoana_tv) December 18, 2024
(ばや 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
画像『「囲碁将棋の情熱スリーポイント」公式本 THREE (TVガイドMOOK)』