私は大学時代に心霊体験から友人をなくしてしまった事から心霊体験に興味を持つようになりました。
身近な友人の心霊体験や身近で起きた心霊体験等様々な心霊体験を耳にするようになりました。もっとも、私の妻や妻の友人も霊感が強く様々な体験をしており、その話を耳にする訳ですが、私の妻などは自分の体験した心霊体験の事は他人に話をすることは一切ありません。
そして何かを見たからと言うのに対して、私が問いたださないと話してくれないのです。ちなみに妻が何かを見ると、「今何か見えなかった?」とか私が「誰かを連れてきた」とか言うのです。
妻は子供の時UFOに連れ去られ、記憶をなくし、何の理由かわからないまま病院へ連れていかれ、病院の先生に足に何か金属的なものが刺さっていたものを摘出されたとの記憶があったそうです。
他には幽体離脱した体験や幽霊と話をした経験もありますので今後に少しずつお話し致します。
今回は私が様々な心霊体験を聞いた中で、よく深夜の施設や誰も居ない山中で等でガヤガヤと人のざわめきが聞こえると言う他人の体験談
を聞いた事があります。
しかし、私が元葬儀屋だった頃の話でそんなに昔の事では御座いませんが、その時、私は午前3時の病院の霊安室に一人でおりました。
お亡くなりになられた方やご遺族様はまだ霊安室に来られていないようで廊下で待っておりました。
なかなかお亡くなりになられた方が地下の霊安室に降りてこないので、階段の方へ移動して上の階の様子を探ろうとしたのです。
耳を澄ますと上の階の方から、なにやらガヤガヤと遠くの方からざわめきが聞こえてきました。
『あれっ、上の階でなんかガヤガヤと結構な人数の人のいる気配がする』
そろそろ霊安室にご家族様が下りてくるのかもしれないと思いつつ、ちょっと階段を上り上の階の周りを見渡すと薄暗い静寂のフロアがあ
るだけで誰一人いません。
『おかしいな』
そう思いながら、また下に階に降りてみるとまたガヤガヤとざわめきが聞こえるのです。
注意深く検証すると、その音は耳に聞こえてくる音ではなく脳に直接訴えかけるように聞こえるのでした。
『なるほど!』
これが過去に聞いた心霊体験者の話で、だれも居ないところに人のざわめきが聞こえると言うのはこういう事なのだなと思ったものです。
多くの人間が出入りする病院のエネルギーが残留しているのかなと感じました。
当たり前の事ですが、葬儀屋なので深夜のお寺に行くこともありますし、深夜の葬儀会館にご遺体と二人だけという事もあります。例えば、葬儀社を退職したくなる理由にポルターガイスト現象に遭う事や幽霊に遭遇した事等も理由に掲げられますが・・・
私がその葬儀社を辞めた理由の中の一つに、その事業所にはもともと幽霊が居る事が従業員の中では当たり前になっている中で新たに私はポルターガイスト現象に遭ったからでもあります。
誰もいない隣の部屋からめちゃくちゃ訳の分からない音が突然聞こえてきて、社員二人で確認しても何が音を発しているのか分かりませんでした。
その他にも誰もいないのに人歩く音が聞こえるし、そうなってくると・・・この会社にいると身の危険を感じざる負えなくなるのです。もちろん人事に話す退職理由には幽霊の一言も出てきませんが。
私は人魂も見るような体験もした事がありますが、その時には自分の目を疑い病院へ行きましたが、異常はありませんでした。心霊体験であっても二人で同時に体験したことがあったり、オレンジ色の直方体のUFOも二人で確認しあっております。
常に出来事を検証し、ポルターガイスト現象にしても別の要因で引き起こしていないのかを確かめます。
過去に自分で心霊現象を検証した事があります。
その時は1200坪の売り場面積を持つ施設の二階で誰も居ない廊下から人の声がするのです。何を話しているのか分かりませんが、何かの会話をしているように聞こえるのでした。
消灯した暗い廊下でも誰かが何かの会話をしているのがかすかに聞こえます。
その時、私はその施設の運営管理職でセキュリティの仕事もしており、100人程度の事業所で一番最後に帰る感じで仕事をしておりました。
薄暗い廊下の横にはカウンターと給湯室給湯室の天井には換気ダクトがありました。その時間にまだ人がいる場所はどこなのかを考えると、その施設のお客様の出入口が怪しいと感じましたので、そこまで行ってみるとアルバイトさんが勤務を終え、自転車置き場で話をしていたのです。
そのアルバイトさん達の上には換気ダクトがありました。人の居ない二階の廊下で人の話声が聞こえる原因は外で話している声が1階の外の換気ダクトを通じて何十メートルも離れた場所の2階の換気ダクトまで声を反響させていたのでした。
その事を考えると心霊現象も全く別要因によってもたらされているものも少なからずあるのだろうと感じます。
(アトラスラジオ・リスナー投稿 元葬儀屋さん ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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