大阪の水門に出た中年男性の幽霊の正体は…

投稿  あくび猫さん

山口敏太郎様 スタッフの皆様、こんにちは、あくび猫です。また、高校生の頃の体験を鑑別してもらいたくて、メールします。

高校生の頃、息のお化けが出るマンションから、一戸建てに引っ越しをしました。その家は大阪市の南を流れる一級河川のそばにありました。当時は、川の土手の下に建て売りの家が10軒ほど並び、その一番端が私達の家でした。

当時、高校生で暇を持て余していた私は、夜、本屋に行きたくなると、自転車に乗ってちょくちょく出かけていました。




本屋に行くには、10軒の家の前の道を通り、土手から降りてくる道と駅前に行く道とが交差する所を通らなくてはなりませんでした。大阪市なのに、ほんとに田舎みたいな町で、街灯もほとんどありませんでした。そして、その交差する場所には四角い形のコンクリートで出来た水門がありました。

水門のところを右に曲がって、駅前の方に行くのですが、家から水門の方に向かう時、いつも水門の前に中年の男性が立っているのが見えるのです。

街灯も無いので見間違いかと思い、近寄ってよくよく見ると何も無いのです・・・。そして、毎回のように、『そこにおじさんがいるなぁ』と思いつつも、水門に近づくとおじさんが消えるの繰り返し。

ある日、妹に聞いてみたところ、妹にもおじさんが見えていたことが判明しました。息のお化けに出会って以来、私と妹は少し霊感が強くなっていたみたいです。

さて、私が大学生の時に、おじさんの正体がついにわかりました。

昔からその近くに住んでいる中学の時の同級生が、「お前、あんなとこに住んでて幽霊でえへんの?」と言うのです。「え?なんで?」と、私は水門のところで見えていたおじさんを思い浮かべながら聞き返しましたら、「あそこでKの親父が首吊って死んでんで」と言うのです。

Kさんというのは、私の中学時代の同級生で、真面目だったのに急にグレて、距離ができてしまった友達でした。それを聞いてから、とても複雑な気分になりました。『こわい』と思っていた幽霊が友達のお父さんだったなんて・・・。

そうこうするうち、川の土手の道路を拡張する工事が行われ、それと当時に水門は撤去されました。すると、それ以来、おじさんは見えなくなりました。水門と共に消えてしまったのです。




おじさんは水門に憑いていたのか、それとも水門に残った残留思念なのか、敏太郎先生はどう思われますか?

そして、50歳の頃に私はKさんと偶然再会し、お父さんの死の真相を聞きました。すると、商売の運転資金を、銀行ではないところで借りたようで、返済のために自殺を強要されたような話でした。

保険でもかけてあったのでしょうか・・・Kさんがあの頃、急にグレたのも理解ができました。あの幽霊を見てから35年くらい経ってから、真相がようやくわかったのです。

それでは、またお便りします。

(山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©カズキヒロ ぱくたそ

 

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