中南米の遺跡から発見される埋葬された骸骨の中に「長頭人」と呼ばれるものが存在している。
体の骨格などは普通の人と変わりがないのだが、後頭部が異様に長く後ろの方に伸びている。奇形とはまた違っていることなどから、発見された当初は宇宙人のものではないかとみられていた。現在では、この長頭人は人為的に頭を変形させたものと見られている。
長頭人が埋葬された墳墓などを調査すると、一般の人の墳墓などと違い副葬品や装身具等と共に埋葬されている事が多かったため、恐らく神官や部族の指導者的立場の人物だったとみられている。
人々を率いる立場であったため、指導者であることが一目で分かるように頭を幼少の頃から変形させていたのだろうとされているのだ。まだ骨の柔らかい幼少期から布や木を使って頭をきつく締め、整形することで後頭部が張り出したような形に変形させていたと考えられている。
しかし、なぜこのような形に変形する必要があったのか、謎は残っている。目立つ必要があるなら、装身具などで身を飾るだけでも良いはずだ。それに関して、やはり宇宙人の姿を真似ていたのではないかとする説が海外のオカルト研究家から出てきている。
その証拠としてあげられているのが、この火星で確認された「エイリアンの頭蓋骨」とされるものだ。火星の岩山に人の顔ないしは頭蓋骨のように見えるものが存在しているのだが、このシルエットが中南米で発見される「長頭人」の頭蓋骨と酷似しているのだ。
そこから、「かつて地球には長い頭が特徴的な宇宙人が降臨してきており、彼らが当時の人々に自分たちの進んだ文化を提供してきていた。
彼らは何らかの理由があって地球を去ったが、当時の人々は宇宙人を尊敬し、神として崇めていた。そのため、後の部族の指導者や神官らは神と崇めていた宇宙人の姿に近づこうと、彼らに似せて頭を変形させることにしたのではないか」とする説が生まれたのである。
※写真はYOUTUBEからのキャプチャ
(加藤文規 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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