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アトランティス伝説の起源は海底の山?海底の「ロス・アトランティス山」

何年もの間、考古学者たちは神の怒りに触れ、海に沈んだアトランティスが実際に存在したのかどうかについて考えてきた。

伝説によれば、アトランティスは古代エジプト人がピラミッドを建設する何千年も前に存在した、高度なテクノロジーに牽引された活気あふれる都市であったという。

今日、アトランティスを単なる作り話だとして否定する学者もいれば、実在の場所や出来事にインスパイアされて生み出された話だと主張する学者もおり、アトランティスに関する論争は未だに継続中である。

現状、アトランティスがどこにあったのかについても各たる説が出てきておらず、遠い昔に起きた高波や火山の噴火のような大災害によって、都市全体とその土地が波にさらわれて跡形もなくなってしまったという話も存在している。

しかし後者の説、もしアトランティスの伝説が、現在でもその証拠を見つけることができる何かにインスパイアされていたものだったとしたらどうだろうか。

最近、スペインの研究者たちが、カナリア諸島沖にある海山の一部として、数百万年前に海に消えた島々を発見した。海底1.4マイル、直径31kmに位置するこの古代の海山には、現在活動を停止している火山がいくつかあり、アトランティスが波の下に沈んだと考えられている場所のひとつに位置していることから、「ロス・アトランティス山」と名付けられた。

プロジェクト・リーダーのルイス・ソモサ氏は「それらはかつては島であり、アトランティスの伝説が語るように沈んだものと考えられる」と述べており、この海山とその島々はアトランティス伝説の起源である可能性さえあるという。

これらの山が海の底に沈んだ時代が明らかになれば、古代の人々にどれだけ影響を与えたか推し量ることもできるかもしれない。今後の調査に期待したいところだ。

(飯山俊樹 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

dlsd cglによるPixabayからの画像

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