小学生くらいの子供たちにとって学校の怪談は恐怖そのもの。幽霊が出ると噂のある場所には近づかないようにする子供も出てくるほどだ。
そんな噂を払拭し、学校に霊がいないことを生徒に証明するため、わざわざ幽霊が出ると噂される教室で一夜を明かした先生がインドに登場、その独創性と勇気が称賛されているとか。
地元メディアの報道によると、この度胸ある行動をしたのはインドのある小学校に新しく採用されたヌータル・ラビンダル先生。
発端は授業中に突然、校舎の外にあった木がなんの前触れもなく倒れ、生徒たちが異常に動揺したことからだった。
一見何の変哲もないこの出来事に対して生徒たちが異様に怯えるなど、奇妙な反応を見せていたため背後に何があるのか尋ねたところ、彼は「幽霊が出る」と言われている特定の教室にまつわる長年伝えられてきた学校の怪談の存在を知ったのである。
その後、ラビンダル先生と生徒たちの間で幽霊の存在、特に幽霊が出ると言われている教室に霊が住んでいる可能性について激しい議論となった。
その場では怪談を信じ込んでいる生徒たちを納得させられなかったラビンダル先生は、最終手段として幽霊の証拠を掴むために5日金曜の夜に問題の教室で一夜を明かすことにしたのである。
生徒たちが外で固唾を飲んで待っている中、朝になって彼が無傷で現れたことで生徒たちも納得。学校の幽霊騒動にも終止符が打たれようだ。
Pete LinforthによるPixabayからの画像