妖怪・幽霊

心霊スポット 愛知県岡崎市「ホテル藤川」オーナーの霊が彷徨う廃ホテル?!

ホテル藤川は、愛知県岡崎市藤川町王子ケ入に存在する廃ホテルである。「ホテルFK」などと紹介されることもあるこの廃ホテルは、老朽化があまりにもひどく営業当時が想像できないほどに荒らされた場所となっている。

開業・閉業時期ともに不明であるが、1970年代に建てられたと言われており、90年代にはすでに周辺が草木に覆われ、2004年ごろには廃墟となり、2018年ごろには朽ち果てて一部が竹やぶに飲まれている状態であるという。かろうじて複数のコテージが見られる。

また、今ではもはや徒歩ですら憚られる小道となっているが、ガレージなども確認できることからかつては車両の通行もできていたと思われる。とはいえ、現在では立地的にもホテルがあったとは思えないような荒れ果てた場所になっていることには違いない。いつのころから心霊スポットとして認知されるようになったかは定かではない。

ホテル藤川の閉業理由についてはハッキリとわかっていないが、たびたび解説されるのは、このホテルのオーナーが経営難を苦に自ら命を絶ち、それが原因でホテルが閉業に追いやられ、以来この廃墟やその周囲では自殺したオーナーの幽霊が現れるのだという。

また、そうした悪しき雰囲気に乗じてか他の霊も呼び寄せられるようにこの場所へ集まり、廃墟近辺は多くの霊が彷徨い、それがたびたび目撃されるのだそうだ。

また、この場所は霊の目撃以外での心霊現象の報告もなされている。最もよく知られているものとしては、この場所を訪れたとある人物がビデオカメラで探索の撮影をしたのだが、帰ってビデオを見返したところ一切の音声が入っていなかった、というものだろう。

機材の故障が起こる他、ネット上で散見されるコメントの中には、真偽のほどは不明であるが「行くと呪われる」「集団自殺があった」と言ったものもある。

心霊スポットとしては、そこまで強烈と言えるものではないかもしれないが、それよりも建物の激しい劣化のため迂闊に内部へ侵入することがままならないということだろう。さらに、すっかり藪に覆われてしまった場所であるため、マムシなどに襲われる危険性もきわめて高いとくる。心霊現象以前に物理的な危険を伴うため、訪問はおすすめできない。

【参考記事・文献】
ホテル藤川 – 愛知県の心霊スポット
https://ghostmap.net/spotdetail.php?spotcd=2168
ホテル藤川
https://haikyo.info/s/704.html
ホテル藤川|ウワサの心霊話
https://sinreikousatu.jp/hotelhuzikawa-sinrei/
ホテル藤川
https://haunted-place.info/5988.html

廃墟探索《心霊スポット》の旅 #24『ホテル藤川』

【文 黒蠍けいすけ】

画像&動画 抜刀斎# るろうに廃人 / YouTube