小金井のライブハウス前で発生したネットストーカーによるアイドル襲撃事件だが、被害にあった女性の意識が回復したらしい。大変喜ばしいことであり、今後の回復をお祈りしたい。彼女が困難に負けず再び歌を歌える日々が来るように、社会全体でバックアップすべきではないだろうか。
今回の事件の全貌は、被害者女性の回復を待って詳しい事情聴取が行われる見込みだが、事件を目撃した第三者が警察やマスコミにそのときの状況を証言しており、その全貌がおぼろげながら判明しつつある。
中でも柔道関係者を激怒させているのは、柔道の有段者であり、学生時代はそこそこの戦績をおさめている容疑者の男が、柔道の技を使って被害者女性の動きを止めたのではないかという点である。
目撃者の証言によると、容疑者の男は自らの腕を女性の首に絡みつくように廻し、首筋を強く締め上げ、軽い呼吸困難で女性の意識がなくなりつつあった状態で刃物で刺しまくったと言われている。
しかも、意識が遠のいた被害者女性の目を刃物で刺したとも言われており、その残虐性は犯罪史上でも稀に見るレベルであり、正気の沙汰とは思えない。
本来、心を鍛錬する武道であり、フェア精神を鍛えるスポーツであるはずの柔道。その柔道の技術を犯罪に使った罪は重い。柔道関係者が怒りを覚えるのも無理はない。柔道のイメージが容疑者の男により大きく失墜したのは言うまでもないだろう。
(大山朱姫 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)