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コロラドの農場主、観光客の迷惑により「謎のモノリス」を撤去すると宣言

先日、TOCANA及びアトラスでは再び出現し始めた?と思われる謎のモノリスについて報告。2020年にはアメリカのユタ州を皮切りに、世界各地で謎の金属柱が相次いで発見されていった。

今回は6月末にアメリカはコロラド州で、その翌週にはオハイオ州でも見つかったため、4年前と同様に多数のモノリスが続々と出現するのではないかと考えられていたが、事態は思いもよらない方向に動きそうだ。

先日、コロラド州ベルビューのコミュニティーにあるモーニング・フレッシュ・デイリー・ファームの丘の上でもモノリスが発見され、一躍注目の的となった。

この金属柱は当初は一番近くにあるハウリング・カウ・カフェの商売繁盛に一役買っていたかもしれないが、今ではむしろ迷惑な存在になってしまっていることが地元メディアの取材で判明した。

農場のオーナーであるロリ・グレイブズ氏は『デンバー・ポスト』紙に、先週の土日だけでこの場所を訪れた人は1000人を越えたと語り、押し寄せる多くの観光客の対応に苦慮したという。また、モノリスが出現したことで周辺地域に不法侵入者や無礼な人々がたむろするようになり、ゴミがそこら中に放置されるなど多くの問題が出てくるようになったと嘆いた。

ほとんどの観光客は「遠くから謎の柱を眺めるだけにしてほしい」という地域住民の要望を尊重しているが、中には間近で見ようと柱まで歩いて行こうとする人もいるとか。

グレイブス氏は、一枚岩が立っている丘は以前は手付かずの自然が残されていたが、「今は非常に目立つ道が出来てしまい、辺りが踏み荒らされて平らになっている」と述べる。

ちなみに同様のモノリスはモーニング・フレッシュ・デイリー・ファームにも出現していたが、こちらは当局によって速やかに撤去されている。 グレイブス氏もこの作品が牧場の負担になる前に撤去することを検討しているため、近いうちに姿を消してしまうかもしれない。

どうやら今回のモノリス騒動は2020年の時よりも早期に沈静化しそうである。

(飯山俊樹 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像 https://x.com/dailycamera

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