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古代インドの叙事詩『ラーマーヤナ』に登場する謎の飛行兵器「ヴィマナ」

ラーマーヤナは、紀元3世紀ごろに古代インドで成立した長編の叙事詩であり、ヒンドゥー教の聖典の一つにもなっている。

ラーマーヤナとは「ラーマ王行状記」を意味しており、その内容は鬼神の王ラーヴァナにさらわれた妃シーター姫をラーマ王が大軍を率いての奪還を描いた物語となっており、絵画、彫刻、音楽、演劇など多くの分野を通してインドのみならず東南アジア諸国に深く浸透した神話である。

一方で、ラーマーヤナは「古代核戦争」を思わせる大戦争を戦うマーラ王の一生を描いたものであるとの説もあり、モヘンジョダロ遺跡などと併せて古代核戦争が実際に起こったことの証明として扱われることもままある。

ラーマーヤナには、アストラと呼ばれるミサイルや気象コントロール兵器、人間の感覚などを攻撃する武器など多種多様な兵器が登場する。その中で、ラーマ王が乗り込んだ飛行兵器「ヴィマナ」と呼ばれるものが登場する。

ヴィマナ(あるいはヴィマーナ)は、金属でできており高速で空中を飛行し、レーザー砲やミサイルのような武器を搭載した兵器として描かれており、ラーマーヤナ以外でも多くの古代インドの古典に登場し、現代インドにおいても飛行機を含め空を飛ぶ物体を「ヴィマナ」と呼ぶほどの影響を与えている。

ラーマーヤナによるとヴィマナは、どこへでも意のままに飛ぶことができ、超高速飛行のみならずジグザグ飛行も可能で、さらには飛行中の敵機内の会話や物音を聴くことができ、敵機が接近してくる方角を示す装置まで備わっているという、今でいう無線やレーダーと思しき装置も搭載されたスーパー兵器だ。

1918年には、ヴィマナに関する事柄のみが記された古写本『ヴィマーニカ・シャーストラ』がボンベイのバロダ王室サンスクリット図書館から発見された。

ヴィマナの構造、操縦法などを含めた製造マニュアル本とも言えるこの写本によれば、ヴィマナはジェットではなく発電機やモーターらしきものが備わっており、機体には特殊な金属が用いられ、果ては瞬間移動や異なる世界(異次元?)と地球を結びつけることすらも可能であるという、未知のメカニズムが多様に記されている。

「ヴィマーニカ・シャーストラ」そのものは、チャネリングのようなものによって口述された写本であると言われているため、その信憑性は甚だ疑わしいという意見も当然ながらある。ただ、それだけ多くのインド神話などに広く浸透し注目され続けてきたものであることは疑いようのない事実だろう。

そんなヴィマナのラーマーヤナ内の記述には、飛行中のヴィマナから3つの都市に向けて”全宇宙の力を秘めた弾丸”が投下され、非常に明るい煙と火の柱が立ち全住民が灰と化した、という内容が記されている。酷似した描写はラーマーヤナと並ぶ叙事詩『マハーバーラタ』にも見られるが、まるで核戦争及び核兵器のような描写となっている。

ヴィマナは果たして空想の産物にすぎないものであるか、それとも高度に発達した古代文明が生み出した戦闘用兵器であったのだろうか。

【参考記事・文献】
並木伸一郎『神々の遺産オーパーツ大全』

古代インドの空飛ぶ物体ヴィマナと古代核戦争
https://vaikuntha.jp/vimana/
マハーバーラタやラーマーヤナは古代核戦争の名残か!?
https://chahoo.jp/genesis/

【アトラスラジオ関連動画】

【文 ZENMAI】

画像 ウィキペディアより引用