幽霊

超常現象リアリティショー、番組が接触した少女の幽霊の遺族から抗議を受けた!?

カナダにてある家族が、超常現象リアリティ番組の内容を抗議し、その訴えに注目が集まっている。

亡くなった10代の娘の霊に接触したと称する超常現象リアリティ番組を非難した。

論争の中心となっている番組「アザーサイド」は超常現象調査員たちが、心霊スポットに出向いて成仏できていない他界したがまだあの世に渡っていない霊に語りかけるというもの。




今年初めに放送されたエピソードではブリティッシュコロンビア州ビクトリアの建物を訪れ、様々な霊と交流する様子が放送された。 番組中、超常現象調査員たちは一人の10代の少女の霊と遭遇。

彼女はオリビア・マハニーと名乗り、2年前に薬物の過剰摂取で死亡したこと、周囲に悪霊がいることや自分がどうしてこの場所にいるのか分からない、といった内容を話していた。

しかし、この放送にマハニーさんの遺族が声を上げた。最近になってこの放送内容を知ったマハニーさん一家は、娘がこのような形で番組で取り上げられたことに深く悩み、母親のサラ・ポルナーさんは「娘を安らかに眠らせて、できる限り安らかに眠れるようにしたのに、ずっと眠っていなかったと聞かされたら……。 また娘を失ったような気分になるのです」と辛い胸の内を告白。 父親のマイケル・マハニー氏も同様に、「このエピソードを見てから何日も眠れない」と嘆いた。

夫妻の番組に対する批判を受け、「アザーサイド」を放送しているテレビ局は「家族が番組の制作チームによって語られているストーリーを知らなかったことを知り、心を痛めている」との声明を発表。

さらにこのエピソードは二度と放送されず、ウェブサイトからも削除することを約束した。マハニーさんの遺族は 同局の決定には満足しているが、番組を担当した制作会社にも不愉快な演出について謝罪してほしいと表明している。

(勝木孝幸 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像&動画 The Fifth Estate / YouTube