スピリチュアル

「元葬儀屋と彼の家族が体験した怪異」其の六

<幽体離脱>

元葬儀屋で御座います。今回も霊感の強い私の妻の体験談です。

幽体離脱をすると頭の中に考えた場所や会いたい人を頭に思い描いただけでその場所へ一瞬で行くことができる、そればかりではなく過去や未来へ行くこともできると実体験を元に著書を書いた方もいらっしゃいます。

わたしなどは幽体離脱をすることでその様な能力を身に着けられるならば幽体離脱をやってみたいと考えたり致します。自分の身体を生死の境までもっていき、幽体離脱をする事で自分の身体に閉じ込められた魂を開放でき、神に近づく能力を身に着けることができるという事が様々な修行の目的ではないのでしょうか。

現代の研究では脳に電極を付けるだけで幽体離脱が可能であるとも言われております。幽体離脱とは本当に安全なものなのでしょうか・・・

私の妻が或る時に幽体離脱をしたのだそうです。

夜の睡眠中にふと気が付くと、自分の寝ている姿を天井ほどの高さから見ている自分がいる事に気が付いたのだそうです。ここまでは誰もが知る一般的な幽体離脱の体験談です。

しかし、私の妻は自分が幽体離脱をしている状況を自覚しており、もう少し上に行ってみたいと頭の中で思ったそうで、そう思っただけで自分の身体はゆっくりと上昇し始めたのだそうです。

自分の身体は家の屋根の高さまで上昇して止まりましたが、自分の身体から離れれば離れるほど何か苦しさを感じたのだそうで、どうやら自分の身体と幽体離脱をした自分は何かで結ばれた状態になっているらしくその距離が離れれば離れるほどに自分の身体は死に近づくようなのです。

しかも自分の身体に戻れるかがとても心配になったそうです。




その様な状況の中で、どこから現れたのか黒い人が何人も近づいてきたのだそうで、怖くなって自分の身体に戻ろうとしたのですが戻る為には相当のエネルギーが必要で自分の身体に戻った時には疲労が相当なもので心臓が苦しくなったそうです。

そんな話を妻から聞かされ、幽体離脱はやはり死と隣り合わせにある危険なものだと感じます。幽体離脱ができたとしても黒い人に連れていかれそうになったりその辺でうろうろしていると悪い低級霊と同化したり、悪い高級霊に騙されたりして取り返しのつかない事になるかもしれないリスクがあるのだと考えました。

死んでからも誰かに連れていかれるとか何か得体のしれないしがらみがあるのではと考えると、なんだか夢がなくうんざりしたのでありました。

話しは変わりますが・・・私が過去に冠婚葬祭業で従業員が200人程度の企業に面接に行ったときに面接官に言われた言葉です。

「幽霊とか霊感とか大丈夫ですか・・・」

面接時にこんな質問を真面目にされる企業もあるのです。幽霊の存在を否定される方はどう感じるのでしょうか、これでも幽霊などいない嘘話だと思うのでしょうか・・・

まだまだ私自身や妻、友人の心霊体験もございますのでまたメールします。

(アトラスラジオ・リスナー投稿 元葬儀屋さん ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

DeeによるPixabayからの画像