スピリチュアル

「私の怪奇体験」#7~#9

#7 妖怪??

私が富山にある友人の田舎にいった際の話です。黒部ダムや親知らずの海岸を車で観光しておりました。多分、親知らずの方だったと思います。

海の表面を、鬼太郎のちゃんちゃんこみたいな柄で一反木綿をやや短くしたようなのようなモノがユラユラ泳いでいるのです。

最初ゴミかと思いましたが、どうみても泳いていました。

もしそれがゴミなら、ただ浮かんでいるだけだと思いますし、海も荒れているので規則正しく泳いでいるようには錯覚しないのではないでしょうか?

ちなみに、ウミヘビの泳ぎ方に似ていました。アレがウミヘビだったらアナコンダですね・・・実際に自然界に居たら逆に怖いと思いました。

一緒にいた友人にはわかってもらえず・・・なんだったんでしょう???リュウグウノツカイではないかと言われましたが、写真と見比べた限り違うと思っております。

#8 スピリチュアルかぶれの人はとても怖い

あまり詳細に言うと身元が割れてしまうので、ところどころオブラートに包んだ書き方をさせていただきます。妖怪、幽霊より、変にスピリチュアルにかぶれた人間の方が遥かにやっかいだと思った出来事です。

私はとある場所に通っていました。

相手は男性で、その人はとてもスピリチュアルに関心が高く、また、神社仏閣にもよく参拝しているようでした。お水場にも盛り塩がされていました。

また男性は、見える人には見える凄い空間がその部屋にあると誇らしげに語っていました。

私もそういった話が好きだと話すと、一緒に行こうと誘われました。また、スマホを通じても誘ってきたりしました。

その神社はご利益があるのにも関わらず、人がほぼ居ない場所で・・・と聞いていたので、私は正直『そんな人のほとんどいない場所に二人っきりでなんて、、気持ち悪い』と思ってしまいました。

30歳以上も歳が離れていて、悪気はなかったかもしれませんが、なにかいやな印象を感じました。

しかしながら、私は数回通っていました。しかし、次第に異性アピールをされ出して気持ち悪いなと思い出し、これを最後にしようかなと思っていた矢先の出来事です。

私はふと、ある人型のモノに目を引かれ、そのモノについて会話で触れると、男性はそのモノと彼が今までどういった会話をしてきたかを、つらつら話しだしました。さらに、それに気づいた私は流石だと褒めてきました。

その時、生理的に気持ち悪いと感じました。




早くその場を立ち去りたかったのですが、彼はその人型のモノが私についていっちゃうかも、と言い出したのです。

『えええ!!イヤ!!キモい!!』と思いました。これがもし仲の良い人や好印象の方が言った言葉なら私の捉え方も違ったのでしょうが・・・

私は、不愉快だったので下記のようなやり取りをしました。

私『勝手についてついて来られても困る』
男『いやあ、ついていっちゃうな。気づいたら鞄に入ってるかも』
私『勝手に人の鞄に貼入ってたらちぎって捨てます』
男『これは切れないんです』
私『じゃあゴミ箱に捨てます』
男『いや、無理です。捨てても捨てても鞄に戻ってきます』
私『許可なく人についてくるなんて私は許しません』

こんなやりとりをして、私は相手が言い返す前に去りました。

その時感じたのは、人間のなにか湿った嫌な感覚でした。多分、その人型のモノを私が否定した事が不満だったのでしょう。ムキになっているのを感じました。

自宅に帰ってから、私は余計なものは家に入れない!!と強く念じ、結果何も嫌なことは起きませんでした。

この話は本当にオチがないのですが、私が感じたのは、いくら盛り塩をしたり神社仏閣に詣でたり、スピリチュアルに傾倒していても、人を不快にさせたり相手が嫌がっているのに、《許可しなくてもついていっちゃう》とか言ってる時点で、まったく神様と繋がれていない人だなという事です。

こういったエセスピリチュアル被れは本当にやっかいだと思いました。また、そう言った人に引き寄せられてしまった自分も反省しなくてはと思いました。

#9 狐の話の後日談

ちなみに後日談ですが、祖母曰く送り狐(きつつき)に祖父も遭遇した事があったようです。

その際、道の曲がり角で『ごくろうさん!!』と叫んだら背後の気配がなくなったとの事でした。曲がり角で、“ごくろうさん!”でOKなんですね(驚)。

また、秦野の山では狐の嫁入りもしょっちゅうあったようで、祖母曰く『ほら!嫁入りだよ!』と姑さんに言われて山を見ると山にポンポンと火の玉が見えたそうです。

以前、祖母は住まいの近くにあった井戸が潰される際に「いままでお世話になりました」とお塩を井戸まで撒きに行ったそうです。

井戸を潰してからほどなくして、近所の住民が変死を遂げる事が続いたものの、祖母や母にはなにも無かったとの事でした。狐火等、実際に目にしている祖母や祖父だからこそ、見えない存在への感謝の気持ちを持てていたのかなと思いました。

長々とオチの無い話を読んでいただきありがとうございました。

(アトラスラジオ・リスナー投稿 はるうららさん ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

Mamoru MasumotoによるPixabayからの画像