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全長105マイル、サウジアラビアの巨大都市計画「ライン」が頓挫の危機?

2022年、サウジアラビアがムハンマド・ビン・サルマン皇太子の支援を受けて、世界中に類を見ない建造物を建設しようとしていることが明らかになった。全長105マイル、総工費1兆ドルを超える、巨大な壁のような都市「ライン(The Line)」だ。

この建物は、高さ1,600フィートの2つのビルが平行に建ち並び、その間に交通網、食料を栽培するための温室、店舗、住宅、公園、レクリエーション施設など、そこで生活し働くために必要なあらゆるものが完備された自己完結型の都市となり、最大900万人が生活可能という正に未来都市とも言うべきものだ。

完成は2030年を予定しているとのことだったが、規模が大きく野心的なプロジェクトのためさすがに短すぎるとの指摘がなされていた。そして案の定というべきか、最近になってこのプロジェクトが大幅に縮小されたと報じられている。




ブルームバーグが最近公開した文書によると、皇太子殿下の要求の変化からその作業の不可能性まで、この都市計画は多くの問題に悩まされてきたという。プロジェクトに携わっている人の中には、「現実離れしている」と表現する人もいたほどだ。また、予算の問題も建造の障害になっていると考えられている。

もし実際に建設が進むとすれば、現状では2030年まで全長わずか1.5マイルしか建造できないと推計されているそうだ。

果たして前代未聞の都市計画は本当に完成するのか。最新の公式進捗状況は動画で公開されているので、気になる人は見てみてはいかがだろうか。