アメリカ、フロリダ州のゴルフコースにとんでもない珍客が現れ、動画にまで撮影されて騒動となっている。
5月26日、フロリダのバッファロー・クリーク・ゴルフコースにてプレー中だった一般客がコース上に入ってきたワニを目撃、そのあまりの大きさに驚いて動画と写真を撮影。
ネットでアップした所、ワニの大きさに驚く人が続出。YouTubeに上げられた動画は、3日間で300万回もの再生回数に至った(1日現在の再生回数)。
巨体で悠々とコースを横切る様子は恐竜のようで、相当な迫力がある。
このワニはフロリダに生息しているクロコダイル科の「アメリカワニ」ではないかと言われている。
今回目撃された個体の大きさは約15~16フィートらしく、メートル換算すると4.5~4.8メートルと相当な大きさになる。なお、アメリカワニは最大で6.5メートルもの大きさに成長するとのことだ。
湿地帯が多いフロリダ州の水辺にはこのアメリカワニが生息している事が多く、場合によっては住宅街に姿を現すこともある。玄関のポーチにいたり、家のプールの中で泳いでいたという事例も報告されている。
メジャーリーガーのイチローも、フロリダのレントハウスに滞在していた時はワニがいないか確認しながら外に出ていたという。そのため、緑が多く池もあるゴルフコースにワニが出ることは、フロリダでは割とよくあることなのだそうだ。
しかしながら、凶暴な見た目に反してワニの性格は臆病であり、人を見ると逃げてしまう事の方が多いそうだ。
それでも刺激されたりすると襲ってくる事もあり、実際に死亡事故も起きているので、ワニが生息している所には近寄らず、また見かけた時は刺激することなく見守るのがよいとされている。
なお、このアメリカワニは中米にしか生息しておらず、環境破壊や害獣とみなされ駆除されることが多いため、生息数が激減しており、保護が必要な特定動物に指定されている地域も存在している。
ワニの成長速度は早いが、ここまで大きく成長するにはそれなりの年月がいるとの事。
もしかすると、このゴルフコースに現れたワニも生存競争を生き延びてきた個体だったのかもしれない。
(加藤文規 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
関連動画
Giant Gator Walks Across Florida Golf Course
※ 写真は上記動画からのキャプチャ