生存率が急激に落ちる72時間を超えても、北海道の小学生男子行方不明事件はなんの手がかりもない。少年が行方をくらました三叉路につながる道沿いにある数軒のコンビニの監視カメラには、少年の行方を知っていると思われる車の姿が写っていたと思われるが、ナンバーや運転手の分析までは不可能かと思われる。
せめて走り去った方向ぐらいは判明したほうが良いのだが、返す返すも父親の虚偽の通報が悔やまれてならない。最初から道路上で行方不明になったと言ってくれていれば、北海道中の幹線道路に網をはることが出来た。
地元では様々な噂が流れている。このように地元の住民のみが口にする情報の中に何かヒントがあるのかもしれない。犯罪を過去に行ったことがある某カルト団体が度々現場付近を車で走行していたという噂などは興味深い。あくまで噂レベルなので団体名は明言できないが、彼らは過去に何度も拉致事件を起こしており、可能性がないとは言えない。
また、怪しい初老の男が運転する車が、現場付近でもう一台の車を引き連れて走行していたという噂も流れており、カルト団体との関連も含め興味深い情報だ。それにしても妙なのは、この二台の車の運転手がどちらも名乗り出ないことだ。これだけ騒ぎになっていれば、その日時に現場付近を走行した運転手はわかっているだろうし、やましい事がなければ隠れる必要もないからだ。
(亀和田獏 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)