サブカル

天才ボクサー「那須川天心」は子供のころから…今でも泣き虫だった!?

画像『那須川天心 ALL OR NOTHING

元キックボクシング、元総合格闘家を経て、現在プロボクサーとして活躍する那須川天心。その圧倒的強さから、『神童』『キックボクシング史上最高の天才』などと称されており、「ライトニング・レフト」というストレートを得意とし、数々の王者を獲得。

彼が5歳の時、礼儀作法を身につけることを目的で、父親により極真空手を始めさせられた。彼にとってこのことが格闘技人生のスタートとなった。小学4年生の時に出場した全国大会にて優勝を果たし、小学6年生の時に魔裟斗の試合に憧れキックボクシングに転向、中学時代にはアマチュアの試合で105戦99勝という圧倒的な成績をおさめた。

DREAMバンタム級元王者の所英男によれば、「何を打っているかわからない」ほどの打撃スピードであると言い、第29代WBC世界バンタム級王者の山中慎介も、「ハンドスピード、パンチ力、当て勘、全てを持っている」と讃えたという。

これまで一度もダウンしたことがなく、アマチュア時代を含め一度も効いたパンチがないと自称していた。また、あまりの強さに1ラウンドKOにしてしまう試合が多いという、まさに怪物とも言える強さを誇った。

だが、多くの人々に衝撃を与えた出来事は2018年大晦日に起こった。世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザーをアメリカから招聘したスペシャルマッチが行なわれることとなったのだが、那須川はなんと3度倒されTKO(テクニカルノックアウト)負けを喫してしまったのである。

試合前は、勝てるかもしれないと期待を持たれていた彼であるが、軽いように見える攻撃を受けて足を震えさせる様子が見られ、「メイウェザーが那須川天心を子ども扱い」など言われるほどであった。




ただしこの試合は、そもそも対戦相手が2階級以上重い相手であったにもかかわらずこれを無視し、ボクシングルールも二転三転した相手ルールでの対戦であったこと、さらに相手が無敗で引退したばかりのメイウェザーであったことなど、ほぼ負けることが確実の試合であったと言われている。この試合は、プロレスくらいでしか見られないという格闘技でも類を見ない異色の試合となっている。

この試合は、運営側の無茶な設定によってもたらされた結果であったと言われている。ノーガードファイタースタイルと化したメイウェザーが、体格差と経験値を武器に圧倒した結果となった試合であったが、「彼(那須川)は偉大なファイターだ」「エキシビジョンなので彼(那須川)の成績は無敗のままだ」ともコメントを残している。国内に敵なしと言われた那須川であるが、これによって世界で戦い続けた”悪童”を知ることになったとも言われている。

彼は実のところかなりの泣き虫であるという話がある。

もともと、子どもの頃は泣き虫であり幼稚園の入園式でいきなり泣き出してしまったほどであるという。それは成人しても変わっていないようであり、苦戦した試合後は「本当につらかった」と言って涙を流すこともあるという。先のメイウェザーの試合では、那須川が最初のダウンで父親に助けを求めるかのような不安な視線を送っていたという声もある。

メイウェザーとの試合により、彼は試合での敗北よりも、それによる周囲の視線が今後に影響してしまうのではないかと危惧されている。いずれにせよ、まだ20代である彼の活躍はこれからも大いに期待したいところである。

【参考記事・文献】
那須川天心
https://dic.nicovideo.jp/a/%E9%82%A3%E9%A0%88%E5%B7%9D%E5%A4%A9%E5%BF%83
キックボクシング・那須川天心の驚くべき怪物伝説「生涯で一度もダウンなし」
https://spread-sports.jp/archives/2409#google_vignette
【復刻】メイウェザー“神童”那須川天心を子ども扱い 3度のダウン奪う
https://www.nikkansports.com/battle/news/202106070000401.html#goog_rewarded
那須川天心はメイウェザーになぜ完敗したのか?
https://media.yamatop.com/tenshin-mayweather-1296

(ZENMAI 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)