アントワープの考古学者たちは、通常の場所から数百キロ離れた場所で、ロンドン・ノースイースタン鉄道(LNER)の約100年前の埋もれた鉄道車両を見つけた。
1月、アントワープのヌールドカスティールで行われた10億ユーロ規模のイースターウィーエル(Oosterweel)プロジェクトの準備のための発掘調査で、考古学者たちは驚くべき発見をした。
これは、イギリスのイーストコースト・メインラインで現在も列車を運行しているLNER社の車両だった。車体に刻まれた刻印は、1930年にさかのぼることを示している。
De #treinwagon die in januari bij het #Noordkasteel in #Antwerpen werd opgegraven, blijkt een Britse #verhuiswagon te zijn. De 'grote vierkanten houten doos' behoorde toe aan de London North Eastern Railway (#LNER).(1) https://t.co/rjrEf5z3Ur
— De Archeoloog (@DeArcheoloog) March 25, 2024
アントワープ市は今週、「金属製の車両は堤防に埋められており、『… NITURE REMOVAL TO HOUSE』、『Enquire at any station』、『BK 1820』、『LNER』などの碑文がありました」と発表。どうやら、引っ越しの時に荷物を運ぶための荷物運搬車だったようだ。
20世紀初頭のイギリスでは、シンプルな四角い車体が鉄道で荷物を運んでいた。最初のモデルは1930年頃に赤茶色に塗られたが数年しか使われておらず、その後独特の青に変わった。そして、積み下ろしが容易な標準コンテナに切り替えられたという。
この発見は非常に貴重なものである。しかし、考古学者たちがそれを地上に解放した時、車両は非常にもろかったために側面が崩壊し、残念ながら全体の構造物が粉々になってしまった。
市当局は、「ノルドカスティールが保養地になったとき、倉庫として使われた可能性があります」と推測をするが、列車がどのようにアントワープに到着したのか、なぜ埋められたのかは謎のままであるそうだ。
英国の放送局ITVニュースによると、LNERは車両を掘り起こしたチームと連絡を取り、この奇妙な発見の詳細を調査中であるという。
LNERの広報責任者、スチュアート・トーマス氏は「昨年、LNERが1923年に誕生して100周年を迎えたばかりです」「101年目にして、LNERの歴史がベルギーの畑に何十年も埋もれていたことを発見するのは信じられないことです」と述べた。
(ZENMAI 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)