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米軍が共同演習で目の当たりにした、「自衛隊」驚嘆の実力

海外派遣や災害救助などで活躍する自衛隊は、憲法上は軍隊として認められていないものの、実質的には軍隊であると捉えられている。となると、自衛隊の実力は他国の軍隊と比べてどのようなレベルなのかという疑問は、当然ながら浮かぶだろう。

戦後以来、自衛隊は本格的に戦闘の経験をしてはいないものの、実はそのレベルは世界でもトップクラスであると言われている。そしてその自衛隊の驚くべき実力にまつわる、武勇伝と呼べるほどの逸話がいくつは存在する。

まずは、陸上自衛隊。アメリカのヤキマ演習場で戦車射撃競技会でのこと、自衛隊は90式戦車で参加し、全ターゲット中1発のみのミスという圧倒的な精度で優勝を果たした。だが、表彰時になると自衛隊のクルーは落ち込んでおり、他国のクルーが尋ねてみると、悔し涙を流しながら「あと1発当てられたはずなのに」と答えたという。この時、各国の戦車隊員は「命中率100%の戦車と戦いたくはない」とこぼしたそうだ。

また、かつて2年に1度の対空兵器の実弾演習(当時)で自衛隊がアメリカへ赴いた際、わずか2発だけという実弾の発射をいずれも命中させ、観測、装填、発射を含め2年間も実弾を使用していなかったとは思えないその実力に米軍は驚いたという。そして、大砲接合についても、米軍は40分かけて準備を行なうことが日常茶飯事である一方で、自衛隊はわずか3分という短時間で大砲を設置したという。

次に、海上自衛隊。日本の潜水艦とイージス艦の練度はきわめて評価が高く、また静粛性は世界トップクラスであるという。米軍との合同演習で模擬戦を行なった時のこと、米海軍が海自の潜水艦を追跡できずにいたところ、突然空母の真横に急浮上してきたという。




この時、海自の潜水艦はエンジンを停止させて潮の流れを利用し護衛網を突破していたのだが、あまりに米海軍が発見してくれないので、空母のそばに浮上してみせたという。

そして、航空自衛隊。空中戦訓練において、当時最新鋭であり実践では一度も撃墜されていないと言われた米空軍のF-15戦闘機を、なんと空自は二世代前の旧式のF-104戦闘機で撃墜。この時に見事撃墜させた空自の岩崎貴弘(ロック岩崎)によれば、旧式が小型で発見されにくいことを生かし、米軍が囮を追っている間に背後から撃墜したという。

このほか、演習におけるGUN射撃で、空自の戦闘機が命中率96%という数値を叩き出し、米軍のエリート集団(トップガン)ですら「クレイジー」と称したほどであったという。米空軍と唯一まともに戦えるのは空自であるとも言われており、しかも「機体性能は米空軍、パイロットは空自」と言われるほどに、空自のパイロット技術は高いレベルであるとされている。

このように、自衛隊は高い技量を有しているとして高く評価されている。「演習にすぎない」との批判も当然あるだろうが、そもそも世界的に見れば実戦を行なっている軍の方が少ないはずであり、自衛隊だけの話ではないだろう。

他にも、自衛隊がイラクのサマワに派遣された際には、3年に渡って2000人の自衛官が駐留する中で、脱走兵、婦女暴行、無銭飲食がただの一人も出ていないとして高官を驚かせたという。さらに、自衛隊宿営地のイラク人作業者たちは、自衛隊員が共に彼らと働くという他国の軍ではありえないような姿を見せており、昼食も共にし、休憩時間もコミュニケーションを欠かさなかった。

こうした自衛隊の高度な規律性や現地の人々への対応も、一目置かれる要因の一つになっているのは間違いない。

【参考記事・文献】
自衛隊の実力は高い?数々の武勇伝から実証された実力とは
https://yaziup.com/life-style/knowledge/41171
国内マスコミは報じないけど、実は自衛隊はトンでもない集団なのです。
https://plaza.rakuten.co.jp/yousuke0711/diary/201307090000/
自衛隊の実力と逸話が凄い!世界からも注目されるその実績とは?
http://shirumono.seesaa.net/article/451479327.html

(ナオキ・コムロ 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像 D850 / photoAC