その地が「デスバレー」(死の谷)と呼ばれるのには理由がある。だが、地球上で最も過酷な環境の一つであるデスバレーに、水を湛(たた)え続ける奇妙な湖が出現した。
そこはアメリカで最も乾燥した地形だが、2023年の異常気象がそこに湖を出現させ、今では日に日に深くなっている。
カリフォルニアの国立公園は、ハリケーン「ヒラリー」の際に大雨に見舞われ、当初は湖が後退しているように見えた。湖は長さ7マイル、幅4マイルの地点に達した後、縮小を始めていたが、現在は再び水位が上昇。
この異常現象の背景には何があるのだろうか・・・
それは、大気河川と呼ばれる凝縮した水蒸気が陸地に接触して大雨に変わるためである。渓谷のバッドウォーター・ベイスンには、以前から巨大な塩田があったにもかかわらず、水位はかつてないほど上昇し続けている。
デスバレー国立公園のレンジャー、アビー・ワインズ氏は声明の中でこう述べている。
「私たちのほとんどは、この湖が10月までに消滅するだろうと考えていました。それなのに半年近く経ってもまだ存在しているのを見てショックを受けました」
このような湖の科学的研究は、そんなに行われているわけではない。実際、今地球上にあるすべての湖をかきあつめて10倍にした大きさと言われる史上最大の湖「パラテチス海」は、1100万年ほど前に存在していたが、ギネスブックに登録されるには2023年12月までかかった。
California's Death Valley Comes to Life: New Lake Keeps Expanding: Death Valley is called that for a reason. Namely, this desert valley in eastern California is one of the harshest environments for life on Earth, and has recently been home to a… https://t.co/OWIl2FTPIN #gossip pic.twitter.com/LdGV9cSABn
— Financial World (@FinancialWorld9) February 28, 2024
(ZENMAI 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)