ペルーの警察が、バレンタインデーにちなんで巨大なテディベアのコスプレをした警官が麻薬の売人容疑者のペアを逮捕したと発表。
この奇妙な逮捕劇は13日火曜日にリマ市で起きたもの。
当局によれば、母親と娘の二人組が自宅からマリファナとコカインを売りさばいているとの情報を得ており、事実かどうか確かめようとしていたという。
しかし家宅捜査のきっかけをなかなか掴めずにいたのだが、そのうちあるとんでもない方法を思い付いた。それは警官の一人がテディベアの着ぐるみを着て、花とチョコレートを持って家の前に立つというもの。
この作戦は実行に移され、覆面警官と共に”You are my reason to smile “と書かれた看板を持った大きなテディベアが容疑者の自宅を訪れることになった。折しも実行日はバレンタインデーの前夜だったため、女性らは「ボーイフレンドがロマンチックな方法で訪ねてきた」と判断、プレゼントを取りに家を出た。
そこで警察はすかさず女性を逮捕して家宅捜索を行い、違法薬物と麻薬の売人の逮捕に成功したのである。ちなみにこの囮捜査の様子の一部始終は記録されており、動画にはテディベアの着ぐるみを着た警官がテディベアの大きな頭を投げ捨て、体は大きな着ぐるみを着たまま職務を遂行している様子が捉えられていた。
テディベアに扮していた警官は後にこの囮捜査の成功を振り返り「愛の日の一環として、彼女らへのサプライズ作戦だった」 と述べている。
(加藤史紀 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
画像&動画 New York Post / YouTube