イングランド北部の町ボルトン近くの人気カフェのスタッフが、ミルクジョッキが飛び回るという謎の現象について言及した。そしてこれは、以前からこの喫茶店にいる幽霊の仕業ではないかと不安に陥らせている一連の原因不明の事件にとって、最新のものにすぎないと述べた。
マンチェスター・イブニング・ニュースによると、家族経営のリビントン・ビレッジ・グリーン・ティー・ルームの閉店中、棚からミルクジョッキが不可解に投げ捨てられていたとスタッフは語ったが、その時間は誰も中にいなかったという。
カフェでは他にも、幽霊のような顔が見えたり、他の家財道具が不可解に動いたり落ちたりするなど、不気味な現象が起きていた。建物には「アナベル」と呼ばれる人懐っこい幽霊が住んでいるのだと、スタッフは霊能者から言われた。
共同オーナーのジェイド・トレンは、携帯電話から監視カメラを通して、床のカウンターの下に保管されていたミルクジョッキを観察していた。彼女が映像を後ろに回すと、不思議なことにミルクジョッキの置いてあったトレイから、それが飛んでいったのである。
「変だなあと思った」と彼女は記者団に語った。
「リップが付いているトレイに置いてあったので、滑り落ちたわけではないと思います。今まで落ちたことはないですね」
彼女は振動が原因ではないかとも思ったが、確認したところその時は外で走行していた車も何もなかったとのことだ。
当時のリビントンは平和で静かだった。するとその時、閃光のようなものがあるのに気が付いた。映像の記録では、完全ではないものの右下隅の棚から何かが落ちているのが見えていた。スタッフによると、これは小さなガラス製のミルクジョッキだったという。
「とっても奇妙なことですが、ここでは非常に多くの奇妙なことが起きています。13年間ここで働いていたシェフの一人も、”ああ、あれはブライアンに違いない”なんて言っていますよ」
このカフェは、現在85歳になるジェイドの祖母エリーゼ・ケントが1972年にカフェを引き継ぎ、31歳のジェイドと64歳の母ジェインが経営して以来、家族で運営している。だが、超自然的存在が一緒に働いているのではないかと疑うようになったのは、これが最初ではない。
2020年にジェイドは、建物内の監視カメラに映った霧状のものの中に、顔のようなものが浮かび上がっていると証言している。そして2021年には、ダイニングエリアの真ん中に雲のようなものも撮影された。
「われわれは何年も前から疑惑を抱いていましたよ。2階の倉庫で、移動したものや棚から落ちたものをいつも見つけています。でも、それは監視カメラがないので、今まで人に見せることができませんでした。ある時なんて作業員を待っていたら、誰かが私の前を通り過ぎて階段を上がっていったんです。一人でここにいるのが、なんだか嫌です」
とジェイドは語る。
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— Manchester News MEN (@MENnewsdesk) January 4, 2024
(黒蠍けいすけ 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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