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芸能界復帰は困難!?統一教会の有名信者となった人気アイドル「桜田淳子」

画像『桜田淳子 GOLDEN☆BEST

70年代、山口百恵や森昌子と共に「花の中三トリオ」と呼ばれるほどの国民的な人気を集めていた歌手:桜田淳子が、1992年、世界基督教統一神霊協会いわゆる「統一教会」の合同結婚式に参加することを記者会見で表明したことによる世間の衝撃は大きかった。

1993年に公開された映画『お引越し』が女優として最後の出演となり、1996年都内で行なわれた統一教会のクリスマスフェスティバルを最後に、一切の芸能活動を休止することとなった。

14歳で歌手デビューをした桜田淳子が統一教会へ入信したのは19歳のころ、きっかけは信者であった姉の影響だった。その事情は関係者にも知られていなかったといわれているが、彼女に浮わついた話が一切無かったことも信仰に関係していたのではないかと、のちに考えられるようになった。また、統一教会は当時から霊感商法としてツボを売りつけるということが知られており、彼女も所属していた事務所の社長へ200万円のツボを売りつけていたことを社長本人も認めていたという。

1992年8月25日、韓国ソウルオリンピックスタジアムで行なわれた統一教会の合同結婚式には多くのメディアが押し寄せた。黒いタキシードを着た新郎陣と白いウエディングドレスを着た新婦陣が集い、その結婚相手は教祖である文鮮明によって選ばれおよそ3万組の新郎新婦がマッチングされた。

当時34歳であった桜田の結婚相手となった人物は、漁船網などをつくる工場を経営する男性であり、のちに3児をもうけたという。

合同結婚式の様子は大きな話題となり、それと同時に教団が指示する初夜の際に行なうべき作法「性の儀式」といった点も注目を集めることとなった。


彼女の父親は、そもそも彼女の姉が入信したことをきっかけとして、全国原理運動被害者父母の会いわゆる統一教会被害者の会に参加しており、支部の会長を務めていたこともあった。姉が戻ってくることを願っての活動であったが、まさか妹である桜田の方へも影響を及ぼしていたとは思わなかったようだ。

式後の取材によれば、彼女の兄は肩を落とした様子で「もう縁を切ったようなものです」と言い切っていた。また彼女の結婚に対しては、複雑な思いを抱く者が多く、祝福など触れる人は非常に少なかった。

芸能活動を休止していた彼女であるが、2018年にコンサートを開催したことで公の場に姿を現したこともあり、復帰するのではないかとの見方もなされていた。このこともあってか、一説には離婚したのではないかという憶測も囁かれた。この離婚説については、加えて彼女の夫が統一教会から脱会しているといった証言も元信者からなされたと言われているが、真偽は定かではなく離婚説もデマにすぎないと言われている。

安倍元首相銃撃事件以来、大きな話題となった旧統一教会であるが、70年代当時からいわゆる霊感商法に対する批判は見られていた。当時の桜田が、霊感商法に対して「詐欺だとは思っていない」と発言したことや、また統一教会の広告塔となったにも等しく、多くの被害者を増やしたといった点が問題視されてることもある。そのため、彼女の芸能界復帰については反対する意見も多く見られている。

昨年2023年にデビュー50周年を迎えた彼女であるが、特に目立った動きは見られなかったようだ。近年の統一教会をとりまく社会的な関心などを見ても、果たして彼女の芸能界復帰が達成されることは難しいのかもしれない。

【参考記事・文献】
【2024】桜田淳子の今!現在は夫の東信行と離婚説が流れる3つの理由とは?
https://dogo-art.com/sakurada-aite-ima/
統一教会の広告塔だった桜田淳子の今 脱会せず夫婦関係継続も新たに“占い師”にも心酔
https://www.news-postseven.com/archives/20220720_1775291.html?DETAIL
桜田淳子が統一教会の合同結婚式出席 実兄は「もう縁を切ったようなもの」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277747
話題の教団に芸能生活をささげてしまった桜田淳子のその後
https://www.excite.co.jp/news/article/Real_Live_200227662/

(ZENMAI 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)