1993年に放送を開始した『X-ファイル』シリーズはUFOやUMA、影の政府による陰謀などオカルト系のテーマを扱い多くの人々を魅了した作品である。
デヴィッド・ドゥカヴニー演じるFBI捜査官フォックス・モルダーとジリアン・アンダーソン演じるダナ・スカリーを主人公にしたオリジナルの番組は2002年まで放送され、2本の劇場版長編映画を生み出した後は2016年から2018年にかけて新しい2シーズンが放送された。
今なお人気の『X-ファイル』シリーズだが、番組の原作者クリス・カーター氏が現在ディズニーが映画『クリード』や『ブラックパンサー』の監督ライアン・クーグラーが指揮を執り、新たな『X-ファイル』リブート版の制作に取り組んでいると述べて注目が集まっている。
カーター氏はCBCのポッドキャスト番組『On the Coast with Gloria Macarenko』にて、「ライアン・クーグラーは、多様なキャストで『X-ファイル』を再演しようとしている。私たちは多くの領域をカバーした、彼は彼の分野で仕事に尽力している」と語っている。
今のところ新たな『X-ファイル』シリーズでは詳細は明らかにされていない。
デヴィッド・ドゥカヴニーとジリアン・アンダーソンが出演するのかどうかも不明だが、さすがにモルダーとスカリーはカメオ出演で、後継者にバトンタッチするのではないかとみられているようだ。
しかし一番の注目すべき点はこの新たな『X-ファイル』がオリジナル版の良さを再現できるかどうかだろう。FBI凸凹コンビが再びテレビに戻ってきて、様々なオカルトや陰謀へどのように立ち向かっていくのか、期待したい。
(加藤史紀 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)