ATLAS読者は昨日のクリスマスはいかがお過ごしだったろうか。なお、今年はイブにあたる24日が日曜日だったこともあり、皆さんも家族や友達と楽しい日を過ごしたと思われる。
そんなクリスマスの日にぴったりの、神秘的な宇宙の画像をNASAが公開した。
問題の画像がこちら。星々の中に緑色に輝く大木を思わせる光が捉えられている。
こちらは我々の銀河系に存在し、地球からおよそ2500光年離れた所にあるNGC2264と呼ばれる星団だ。写真に捉えられた際、その美しい緑色の星雲と形状からクリスマスツリー星団とも呼ばれている。
NASAによれば、この星団は500万年前の若い星が集まった星団であり、星の大きさは太陽の質量の10分の1から7倍まで様々とのこと。
今回公開された画像はNASAのチャンドラX線天文台、アメリカ国立科学財団のWIYN 0.9メートル望遠鏡、2ミクロン全天サーベイのデータを使って合成されたもの。青と白の光の点はX線を放つ星で、画像の緑の部分は星雲のガスだ。若い星々が星雲の中で輝く様子は枝にティンセルや飾りをつけたクリスマスツリーによく似ている。
「NGC 2264にあるような若い星は揮発性で、X線で強いフレアを起こしたり、異なるタイプの光で見られる他のタイプの変動を起こしたりします」とNASAは説明している。
ちなみに、星団の星は動画で見ると美しく明滅しているものの、これはクリスマスシーズンの公開に合わせてNASA側が付けたアニメーションとのことだ。
(飯山俊樹 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
画像&動画 VideoFromSpace / YouTube