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ビクトリア朝時代のドレスから出た「シルク・ドレス暗号」が遂に解読!

古い骨董品を購入したら、その中から隠されたメッセージが見つかる、という話はとても興味深いもの。しかも発見されたメッセージがどうも何らかの暗号であることが伺えるならば尚更だ。

今から10年前、サラ・リヴァース=コフィールドという女性が10年前にメイン州で19世紀、ビクトリア朝時代のシルクのドレスを購入した。

彼女がドレスの状態を確認していると、謎の隠しポケットを発見。その中にはくしゃくしゃに丸められた紙が詰め込まれていた。紙には「春、荒野、裏地、一、読書、初心者」「カルガリー、キューバ、アンガード、コンフート、アヒル、フェイガン」など、一見するとちんぷんかんぷんな単語が何十行も羅列されていたという。

不思議に思った彼女がその文章をブログで紹介したところ、即座に「彼女が見つけたのは暗号であり、なにかを伝える秘密のメッセージである」という推測が出された。


「シルク・ドレス暗号」と呼ばれるようになったこの暗号は、実際に解読が非常に困難なものであったため、一時は世界の未解決暗号トップ50のひとつに数えられていた。しかし今年になって、ついにコンピューター・アナリストのウェイン・チャン氏が解読することに成功したと発表。

研究の結果、この暗号は19世紀にアメリカ陸軍と気象局が天気予報をできるだけ安く伝えるために使っていたものだったことが判明。当時、電報を送るためには1ワードあたりのコストを考えなくてはならず、低コストで完結に伝えるために別の単語を代用していた。

ちなみに暗号は1888年5月27日の天気を伝えるものだったことをチャン氏は突き止めている。

形態こそ暗号であるが、その内容が非常にありふれたものであることと、送受信した政府関係者はごく少数であったことを考えれば、この特殊な暗号の存在が現代ではほとんど忘れ去られてしまったのも当然かもしれない。

しかし、この暗号のメモがどのようにしてドレスの隠しポケットに入ることになったのかは謎のままである。

(田中尚 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

No-longer-hereによるPixabayからの画像

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