山口敏太郎先生、愛夢さん、いつもアトラスラジオを楽しみに拝聴させて頂いております。
私、元々霊感に関するものは全く無く、興味はあっても、生涯霊的な体験をせずに人生を終えるものだと思っておりました。ところが、先日、とある偶然から首塚大明神の蛇に3年半もの間、祟られ続けていたことが判明しました。気づかないまま、がっつり、不思議な体験をしてしまっていたのです。
私の霊障に対する鈍感さに呆れたと同時に、私の様に、実は祟られているのに気づいておられない方もいるのでは無いかと思い、ことの顛末についてお話しさせていただきます。
2016年10月に、ファミリー劇場 緊急検証シリーズのイベントとして、“緊急旅行!そうだ 京都、呪われに行こう!”ツアーに参加致しました。
東北新社のKプロデューサー、山口敏太郎先生・中沢健先生・宇田川敬介先生の案内の元、京都のいわくつきの名所を巡るツアーでした。初対面のツアー参加者同士でも移動中にオカルト雑談で盛り上がり、敏太郎先生にサインもいただけたり、ほんとうにテンションが上がりっぱなしのツアーでした。その節はありがとうございました。
さて、ツアー初日の最後の場所として、夕刻、首塚大明神に行きました。
すっかり日は暮れて、懐中電灯で真っ暗な道を照らしながら鳥居をくぐり、ツアーの皆さんで一塊になりながら小高い丘を上がっていきました。首塚大明神の拝殿前に立派な木が在りましたが、落雷があったのか、誰かに燃やされたのか、幹が大きく裂けたようになってできたウロの部分が真っ黒に炭化しており、場所的に奇妙で印象深い記憶があります。
拝殿横にある酒呑童子に関する石碑文を読んだり、先生方に解説をいただいた後、ツアーの皆さんで真っ暗な中、首塚大明神の拝殿をバックに記念写真を撮りました。
私は体が大きいこともあり、撮影の邪魔にならぬよう皆さんの後方に廻ろうと広場の隅の方を移動しました。その時、一瞬ですがグラっと突き上げるような揺れを感じました。「あれっ、地震?」と思いましたが、皆さん誰も気にしている様子がなかったので、一日中歩いて疲れたのだろう、気のせいだろうと思い、さほど気に留めることなくその場の雰囲気を楽しんでおりました。
帰り道、JR京都駅に向かって行くバスの中で、先生方から手っ取り早い呪いの祓い方として、帰宅までの間にコンビニなどのトイレでおしっこをして、呪いごと全部流してしまうやり方があると教えてもらいました。駅のトイレと自宅近くのコンビニのトイレでおしっこをして、念入りに呪いを流したつもりでした。
それから、約1か月程度過ぎた頃、朝5時少し前の出来事です。
夢の中で右足のすね付近を突然蛇に噛まれ、夢なのに痛くて飛び起きることがありました。目が覚めても痛さが継続しており、夢の中で噛まれた箇所を手でさすると、氷でも当てていたかの様に異常に冷たく、寝ている時に冷やしてしまったかなと思いました。
ぼちぼち起きる時間でもあったので体を温める目的でシャワーを浴び始めました。5分程度お湯を掛けて温めていたところ、どんどん右足の感覚がおかしくなってきて、声が出る程の痛さを感じると共に足を思い通りに動かせなくなりました。
私はその時、脳梗塞か何かヤバい命に係わる病気かもしれないと咄嗟に思い、びしょびしょに濡れてすっぽんぽんのまま、電話の有るリビングまで必死に這って行き、気が遠くなるような激痛の中、自力で119番通報をして救急車を呼びました。
すっぽんぽんのまま救急病院に搬送されて色々検査をした結果、腰椎すべり症で、腰椎がびっくりするくらいズレており、骨髄と神経を圧迫をしていました。直ぐに切開して固定化手術が必要ということで、7時間もの大手術をしました。
幸い手術は成功し、術後2か月程度は松葉杖生活でしたが、半年後にはコルセットも外すことができて軽い運動もできるようになり、今では、手術をしたことを忘れるくらいに回復をしております。私はそれまで腰痛って少しも感じたこともなく、特に足腰には自信があったのですが、中年になったら色々体にガタが出るから仕方ないなぁと思っておりました。
その後、わずか3年の間に、ソフトボール大会で右足首の剥離骨折、娘の運動会で右ふくらはぎの筋断裂、家の階段で踏み外して右足首捻挫など、しょっちゅう、右足のケガを繰り返しておりました。
それでも、霊障とは微塵も考えたこともなく、加齢や運動不足で体が鈍っていてケガにつながっているだけだと思っていました。
先日、たまたま、大阪駅の某駅ビル内をぶらぶら歩いている際に、水晶などの石が店頭に飾ってあるお店がありました。商品を店外から見れる状態だったので、何気なく、ディスプレイを見ていたところ、中から店主が現れて、「完全予約制です。今日なら3時間後に霊視ができます。もちろん憑いているものも取り除けます」とこちらは何も言ってないのに、そのようなことを言います。
とにかく、うさん臭く思いましたが、「お幾ら掛かりますか?」と質問したところ「ご祈祷含め、2時間で2万円です」とのことでした。
暇だったこともあり、まぁ、それくらいの値段ならと思い、視てもらうことにしました。霊視をしてもらうこと自体が初めてのことでしたので、どうして良いか分からず、戸惑いました。
まず、はじめに悩み事が無いか質問されましたが、「特に無い」と返答をしました。精神的な悩みだけでなく、肉体的も含めて無いか?と重ねて質問をされたので、「ここ数年、足腰に関わる不具合がある」と返答したところ、「何かが右足に憑いている」と言われました。
「今から、憑いている者とあなたの守護者に直接聴くので、目をつむってリラックスして、ただ座っていて下さい」と言われました。
何か祝詞のようなものを唱えられたあと、私に憑いている者と私の守護者に対して「質問に答えるように」と言い「人の怨霊なのか?」「動物霊なのか?」とか、「なぜ祟っているのか?」とか色々質問をしていました。
私はその間、目を閉じて座っているだけです。あれこれ質問をしていく中で、”京都””首塚大明神””蛇”に行きつきました。
その間、質問は100個くらいで、時間は1時間程度でした。
「憑いているものが分かりました。足に蛇が憑いています。首塚大明神の木に宿っていた神様が、近年、何等かの理由で神でなくなられた。それにケンゾクとして仕えていた蛇が行き場を無くしており、近くで戸愚呂を巻いていたところに、あなたが、踏みつけてしまったので、怒り祟ったとのことです」と説明してもらいました。
憑りついていたものがはっきりしました。
蛇の霊はすぐに祓ってもらいましたが、その時、蛇の霊とのやり取りがすごく印象的でした。「あの場所で戸愚呂を巻いていただけなのに、突然踏まれて腹が立ったのであろう。気持ちは分かるが、ただ、人を祟った者は、どんな理由があっても地獄行きである。直ぐに祟りをやめて離れるのであれば、閻魔大王に恩赦を認めてもらい極楽浄土に成仏させてやる」的なことを憑りついていた蛇に提案していました。
蛇はその提案に素直に応じて成仏していったみたいです。あの世にも駆け引きというか、交渉術的なものが有るのだと感心しました。
また、その方が仰るには、私を守護している者の力が強かったお蔭で、この程度の霊障で済んでおり、本来、命を取られていてもおかしくないレベルの強烈な祟りだったそうです。
全てが終わり、そのお店の椅子から立った瞬間、体の変化に気づきました。膝下に慢性的にあった重いだるさが嘘みたいに消えていました。私は腰椎の手術の後遺症で一生このだるさは取れないと思っていたので、ただただ、驚きました。足腰の不具合が加齢でなく、その時、初めて、霊障だったんだと納得しました。
2万円のお祓い料以外には特に要求されず、はじめにうさん臭いと思ってしまい大変失礼しましたと心の中で謝罪しながら、感謝しつつお店を後にしました。
私は今回の件で、色々学びがあったと思います。
目に見えない不思議なもを体験したことで、私の人生というか世界感が広がった気がします。いくら気を付けて生きていても、知らず知らずの内に、生きている者、死んでいる者に関わらずに傷つけたり恨みをかってしまうようなことがあるかもしれません。周囲の人達や目に見えないものの存在を含めて私を守護してくれる存在への感謝をしながら生きていかなければいけないと心から思うようになりました。
わざとで無くても、ひょんなことから祟られてしまうこともあるかもしれません。霊障の確率は低いかも知れませんが、病院で検査しても原因が分からないとか、ケガが連続するという不運が続く場合、コンピューターウイルスチェックの感覚で、時々、霊視してもらうのも良いのかも知れませんね。
なんか最近調子悪いと思っている人達の打開策の一つになればと思います。不思議な体験をさせてもらうきっかけとなった、”緊急旅行!そうだ 京都、呪われに行こう!”ツアーにも感謝です。
関西でツアー的なイベントがあればぜひ参加したいと思いますので、超面白そうな企画をよろしくお願い致します。
(アトラスラジオ・リスナー投稿 ハッピーリングさま ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
Katy_HeejinによるPixabayからの画像