サブカル

世界で目撃される!ロックンロール“キング”「エルヴィス・プレスリー生存説」

画像『エルヴィス・オン・ツアー [Blu-ray]

「キング・オブ・ロックンロール」と称され、史上最も成功したソロ・アーティストとしてギネスにも認定されたロックミュージシャン、エルヴィス・プレスリー。

全世界でのレコードやカセットなどの総売り上げは5億枚とされており、彼の音楽によってロックンロールは一気にメジャーなジャンルとして普及し、後進のアーティストに多大なる影響を与えた。そんな彼が、42歳という若さで亡くなったのは、1977年8月16日のことであった。

全世界から絶大な人気を得ていたエルヴィスであるが、彼が実は生きているのではないかという噂は、彼が死去したとされる直後からまことしやかに語られている。驚くべきことに、現在もなお彼の目撃情報が後を絶たず、しかもその目撃場所はアメリカ国内に留まらないのだ。


その内容は、「青いレーシングカーを運転していた」「スーパーマーケットで買い物をしていた」「政府専用機と思しきヘリコプターに乗っていた」など実にさまざまであり、より興味深いのは年を取っている姿での目撃であったり、いわゆる生前の現役時の姿のままであったりと、こちらも差異が見られているのである。

アメリカのテレビ・ラジオネットワークCBSの調査によれば、全米で7%(およそ2000万人)もの人々が、エルヴィスの生存を信じているという。近年では、エルヴィスの邸宅(現在一部が博物館として公開されている)を含むグレイスランドという敷地において、管理人と思しき80代の男性がカメラで撮影され、口元、鼻筋、そして歩き方が「エルヴィスに酷似している」として話題となっていた。

動画サイトにも公開されたこの映像は、公開直後にはすでに150万再生にも達し、彼の生存説がどれほどに注目されているものであるかが窺い知れる。都市伝説においては、エルヴィスはアメリカの麻薬取締局に協力しており、別の身元を与えられ世界の様々な場所を飛び回っているとも言われている。




なぜ、これほどまでにエルヴィスの生存説は根強いのだろうか。その大きな要因とされているのは彼の葬儀である。きわめて少人数で行なわれたことも関係しているだろうが、それよりも注目されるのは、エルヴィスのいとこの証言だ。それによると、亡くなったエルヴィスと対面した際、その姿はエルヴィスの特徴とかなり異なっていたと言うのである。スベスベであったはずの彼の手はゴツゴツとしており、髪はまるでカツラのように生え際が浮き上がり、鼻も不自然にデコボコしていたというのだ。

因みに、エルヴィスのミドルネームは「Aron」であるが、墓石には「Aaron」と彫られている。これも一つの謎と言われているが、これは彼の晩年、伝統的な聖書の表記法である「Aaron」を法的文書による表記として統一させようという本人の希望があり、州の記録ではそのような記載がなされていったという説もある。

こうした生存説は、どうしても「顔が似ている」というソックリさんで片付く可能性がぬぐえない。その点では、漫画家荒木飛呂彦の不老不死説と類似したようなものを感じさせる。だが、それは同時にエルヴィスの死を受け入れられない人々が多く存在していると同時に、それほどに人気が今もなお衰えていないということの証左でもある。彼は今も、この世界のどこかで目撃されているに違いない。

【参考記事・文献】
「エルビスは生きている!?」 没後30年、プレスリー目撃証言いまだ絶えず
https://www.afpbb.com/articles/-/2268643
エルヴィス・プレスリーは死んでいなかった?“81歳のエルヴィス”の決定的証拠映像が公開される
https://tocana.jp/2016/07/post_10235_entry.html
やはり「エルヴィス生存説」は本当だった! 相次ぐ目撃情報、不自然な葬儀、墓石のミス… 元警官らが数々の証拠をリーク!
https://tocana.jp/2019/04/post_92299_entry.html

【アトラスニュース関連記事】

(ZENMAI 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)