UFO

水星の地下に生命体が潜んでいる!?

太陽系の惑星の中で最も太陽に近く、過酷な環境とされる水星。

87.97日ごとに太陽の軌道を1周する水星は、赤道直下の気温が夜間には-173℃、日中には427℃に達するという相当厳しい環境を有している。太陽系内で居住可能な環境を探すとなると、一般的にはまず思いつかない惑星となるだろう。

だが、最新の研究結果で水星の地表のすぐ下に「居住可能な塩の氷河」が存在する可能性を示唆する興味深い結果が出てきて注目が集まっている。

この氷河は小惑星の衝突によって地下物質が露出することによって明らかになったものであり、「極めて重要な存在」と科学者は見ている。

NASAのアレクシス・ロドリゲス氏は、水星の氷河について次のように語る。




「我々の研究モデルでは、塩の流れによって氷河が形成された後、10億年以上揮発性物質を保持した可能性が高いことが強く示唆されています。重要なことは、これらの塩分の多い環境は原始生命を支える可能性があるということです。そのため、この領域は、深度に依存した “ゴルディロックス・ゾーン “として機能する可能性があります」

ゴルディロックス・ゾーンとは惑星が水を液体の状態で保てる領域のことだ。通常は恒星からの適切な距離で算出されるが、水星の場合は灼熱と極寒に晒される地表から適切な深度に存在していたため、水を液体のままで保持できたという事になる。

地球以外の惑星に原始的なものを含めた生命が存在するのか議論になることは多いが、もしかしたら初めて生命が確認できる惑星は水星になるのかもしれない?

(飯山俊樹 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

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