5月20日、『爆報!THEフライデー』にて「元特撮ヒーロー俳優T氏の借金問題」がテレビ放送され全国に激震が走っている。
以下は「ATLAS」編集部の記者が独自のルートで調べた「元特撮俳優」の今である。
子供や女性に人気の高い「特撮ヒーロー」だが番組が終わってしまえばただの脇役俳優である。頑張って俳優業は続けているものの厳しい生活を送る人物は多い。
『仮面ライダー』や『戦隊シリーズ』は俗に「若手俳優の登竜門」と呼ばれるが、その後大成した人物は数える程しかいないのが現実である。『爆報!THEフライデー』でも報道されたが俳優として食べていけなくなった特撮俳優は主にファンイベントによって稼ぐことになる。特撮番組は大人の熱狂的なファンが多く高価なDVDボックスやグッズなどを買い漁る金銭力を持っており、趣味に使うお金は特撮だけに集約させているオタクも多い。
また、イベントの後の打ち上げも重要な収入源である。「憧れのヒーローとお酒を飲める」。子供ころは考えもしなかった夢のような光景に胸をときめかす特撮ファンは後を絶たない。
ファンイベントで稼げることをしった特撮俳優は、その後、居酒屋やバーなどを経営することが多い。一定数のファンを持っているため不安定な俳優業とは違い安定した収入を得られるからである。
また、元特撮俳優は放送中は主役ということもあり周囲から特別扱いを受けることが多く、当時の気持ちが忘れられず自分のファンが集まれる場所を求めようとすることも実業家転身の背景にある。
ファンは特撮俳優とふたりだけの時間を過ごすことができ、ファンも喜ぶがその一方では「元特撮ヒーロー俳優T氏」のようなトラブルも多く、T氏の件は「氷山の一角」なのだという。今後、T氏の問題が明るみになったことにより隠れていた「ファンとの癒着」問題について改めて考える時が来ているのかもしれない。
(横須賀小録 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)