
TBS、人気の日曜お昼の番組『噂の!東京マガジン』のワンコーナー「平成の常識・やって!TRY」が2019年放送分から従来の演出方法と比べて、随分と変わったのでは?とSNS上で大盛り上がりであるそうだ。
以前、ATLASでは「失敗者だけではなく成功者も紹介する」という番組に対する製作意図の変更をお伝えしたが、実はこの記事が書かれた以前より既に改まっていた点がもうひとつあった。
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それは男性の参加である。
「平成の常識・やって!TRY」は10代~20代の若い女性が街頭でレシピ本を読まずに「その日のお題の料理」を作り、その出来をチェックするコーナーである。ところが、今年に入ってからは参加者が女性に限らず、男性も目に付くようになったのである。
現に2019年2月24日に放送された「揚げ出し豆腐を作る」という回では、男女カップルのうち男性側が「すいません。『噂の東京マガジン』ですか?」と自ら名乗りを上げ、直接交渉を行い出演が決定。
この男性は、鰹節で出汁をとったまでは良かったが、その中に煮干やしいたけなど手当たり次第に投入。さらにとどめとして、「揚げ」の意味を勘違いしたのか、開いた油揚げの中に豆腐を入れて煮込むという珍プレイが飛び出し、同伴していた彼女が呆れてしまう……という抱腹絶倒シーンが放送された。
では、急に番組が男性に料理させるようことになった背景は何であろうか……それは、「料理をするのは女性だけではない」「若い女性ばかりを笑いものにするな」といった意見が多く寄せらるようになった対応策だといわれている。
番組が始まった平成元年頃のスタンダードも今のものとはだいぶかけ離れているということか……「平成時代」もいよいよ2ヶ月と少し、タイトルの「平成の常識」も含め「やって!TRY」には変革の時期が来ているのかもしれない。
(文:江戸前ライダー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
イメージ画像©写真素材足成