【ルパン三世・都市伝説】銭形が主人公?フランスでは名称使用禁止!





「ルパン三世」といえば、日本を代表する怪盗アニメであり、今年も新作作品がテレビで放送されるなど、根強い人気を誇っている名作だ。

当然、様々な都市伝説に包まれている。一番有名な都市伝説として「ルパンは死刑になっており、物語は全て銭形警部の妄想だ」という話がある。無論、これはただのフオークロアであり、そういう設定はない。

以下は山口敏太郎の解釈を紹介しよう。

これは長寿アニメにありがちな都市伝説であり、アトラスでも「クレヨンしんちゃんは母親の妄想」「ちびまる子ちゃんは友蔵の妄想」という記事を紹介している。

これは設定が変わらない長寿アニメの世界観に対する「こんなに変わらないはずがない」という人間の軽い不安感や、作品世界での日常を壊したいという破壊衝動が生み出したフォークロアではないだろうか。




但し、都市伝説が「ルパン三世の物語は、全て銭形警部の妄想」といいたい気持ちは理解できる。事実、第1シーズンの第4話でルパン三世は死刑になっている。もちろん、実は生きているのだが……。

このエピソードは子供時代に見た筆者に深いトラウマを与えており、同じくこれを見た人たちが都市伝説にしたい心情もわからなくもない。また、「ルパン三世」の原作は当初銭形警部を主人公にする予定であったため、「銭形の心の中の物語」という話もまんざら遠くはないようだ。

因みに銭形警部とルパン三世は、学部は違えど同じ大学の先輩と後輩にあたる。いったいどんな教育をしたらこんな人材が生まれるのだろうか。




あと「ルパン三世」は、2011年以前まではフランスにおいて「怪盗探偵エドガー」というタイトルだったのはご存知であろうか。なんと、フランスでは「ルパン三世」と名乗って放送できなかったのだ。

初代ルパンこと、アルセーヌルパンの故郷フランスでは、日本人の血が入った素性のよくわからない「ルパン三世」なる人物が「ルパン」と称することは出来なかったのだろうか。それとも、誇り高きフランスというお国柄、「ルパン」の名前を大切にしたかったのであろうか……実は2011年までは元祖「ルパン」原作者モーリス・ルブランの著作権が失効していなかったために、名称を使用できなかったのである。

モンキー・パンチ作、「ルパン三世」の魅力は今後も新たな都市伝説を生み出していくことだろう。

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(山口敏太郎 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

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