スピリチュアル

「叔母の不思議な話」

東京のKです。

今から11年前の話ですが、私の叔母が60歳にして病気で亡くなりました。

母の妹ですが、シルバー世代の人達に社交ダンスを教えたり、自身もダンスのコンテストで優勝したりと、とても素敵な女性で教え子のファンも多く、私にとっては姉のような存在でありながらも心から尊敬する憧れの叔母でした。

それがまさかの白血病を発症し、半年で亡くなりました。亡くなる日の朝、母から狂ったような文面のメールが届きました。

それは頻繁に来ていたので、いつものことと流す事も出来たのですが、なんだか居ても立っても居られない気持ちになりました。

たまたまその日は引っ越し作業のため、有給休暇をとっていた日です。区役所に行かないと行けないのですが、そんな気持ちにもなれず病院に駆けつけたところ危篤でした。

その後、1時間ちょっと経った頃、新幹線で駆けつけた従姉妹が到着し、叔母が「全員揃った?」と確認しました。

そこから容体が急変し命を引き取りました。

亡くなる瞬間に立ち会ったのはこれが初めての体験でした。亡くなる瞬間に呼んでくれたのかと思うと悲しいけど、嬉しかったのです。




その後、不思議な体験がありました。

確か49日を過ぎてからだと思うのですが、残された叔父と従姉妹と孫、私の母と4人でご飯を食べようと言うことになり、現地集合してランチを楽しみました。

もちろん叔母の話を懐かしんで。

そして帰りは叔父が送ってくれると言うことでみんなで車に乗り込み、私が「おじちゃんの隣に乗る」と、助手席にポンと乗りドアを閉めようとしても閉まらないのです。

数ヶ月前に購入したばかりの新車で、自動ドアで、手動では閉まらないタイプです。

しばらくしてなんとか閉めて移動したのですが、後になって「助手席には叔母が乗っていたから閉まらなかったのだ!」と、気づき後悔。

本当に悔やんでも悔やみきれない大失態をしてしまいました。

私は、霊が見えるわけでは無いので、絶対そうとは言い切れませんが、あの時あの場にいてくれたんだな。一緒に楽しく過ごしてくれたのになと、思い出すたび切ない思いです。

憎まれっ子世に憚ると言われますが、いい人は早く亡くなるのかなぁ…

そう思うと私は長生きしそうです。これからも長生きのお供としてアトラスラジオを拝聴させて頂きたいと思います。

(アトラスラジオ・リスナー投稿 東京のKさん ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像 GTR719 / photoAC