恐ろしい怪物が出没したかのような姿をおさめたスナップがX(旧Twitter)にアップされた。しかし、その正体は驚くべきものであった。
フィンランドの写真家サラ・クイッカ氏(33)が、アフガニスタンの猟犬バブーンが川に飛び降りた瞬間を撮影した。だが撮影されたその写真は当初の予定とは少々異なっており、猟犬は後ろ足で直立姿勢をとっており、また長い体毛が水に濡れて垂れ異様な姿へと変貌していた。
この奇妙かつ愉快なスナップ写真と当日撮影された動画は、Xで話題となり580万回も再投稿された。
Sometimes reality is WAY weirder and funnier that any AI generated stuff could possibly be.
And yes, this is real. pic.twitter.com/agIg07xXmC
— Myou Momento (@KuikkaSalla) September 30, 2023
あるショットでは、5歳のバブーンが前足を広げ「カラテ」と呼ばれるお気に入りの技やポージングを披露し、濡れた毛皮を垂らして後ろ足で立っている。また別のショットでは、水から出るときに後ろ足で立つバブーンが、ずぶ濡れの黒い毛皮を身にまとって映し出されている。
当時撮影されたビデオには、犬が岩の上にとまって、いくつかの芸を披露している様子が映っている。この映像はつい最近、フィンランドのムウラメンヨキ自然保護区で撮影されたものであるという。
「爆笑ものの写真だったよ」とサラは語っている。
「川沿いに行くたびに、彼の立ち姿、座っている姿、寝そべってる姿やポージングを写真に撮っているんです。彼はそういうのが得意で、アクションショットをいつも好んでいます」「話題になったのは悪いことじゃないと思ってます。びしょ濡れのアフガニスタンの猟犬が、じっとしてる以外の何かをしてるだけですから」「もともとこのビデオは、川での写真撮影のやり方をみんなに見せるためだけに撮影したものなんです。どんな犬と写真撮影をするにしても、かなり独特でトリッキーな環境ですから」
Xでは様々なコメントで溢れ返り、その中には、心優しい人造人間と少女の交流を描いたアメリカの映画『シザーハンズ』に登場する「エドワード・シザーハンズ」に見立て、
「これが現実のシザーハンズか、恐ろしい!!」といったジョークも飛び交った。
(にぅま 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)