事件

スコットランドの小村を脅かす不気味なピエロ「スケルモリー・キラー・ピエロ」

10月といえばハロウィンシーズン、ハロウィンといえば様々なお化けの仮装だ。メインは子供たちだが、ハロウィン当日は大人も仮装する事が少なくない。しかし中にはハロウィンシーズンの仮装を悪用して犯罪行為をする人物もいる。

スコットランドのとある小村では、不気味なピエロの格好をした男が地域内を徘徊したため、地元の人々が不安を抱いているという。

この事件はスコットランドのスケルモリー(Skelmorlie)という村で起きた。ホラー映画でも有名なピエロのキャラクター、ペニーワイズのコスプレをした人物が偽名で地元のフェイスブックグループに参加し、村のあちこちに潜む様子を捉えた画像を投稿しはじめたのだ。

この人物は映画のペニーワイズよろしく、コミュニティのさまざまな場所に象徴的な赤い風船を置いていったと言う。この村は人口わずか2000人程度しかいないこともあり、この不気味なピエロは瞬く間に町の話題となった。しかしどちらかと言えば町の平穏を脅かす存在として住民らは受け取っているようだ。




幼い2人の子供を持つある父親は「私たちの通り沿いの男の子が、寝る直前に寝室の窓からピエロを見たと言っていました」と証言。不気味なピエロのせいで子供たちを夜、外に出せないとし、「このピエロが誰であれ、彼はみんなを怖がらせている。驚きのあまり誰かが心臓発作を起こすかもしれない。警察が介入する前に、誰かが彼と話をして止める必要がある」と訴えている。

また一方で村の住民は一体誰がスケルモリー・キラー・ピエロなのだろうか、とフェイスブックへ投稿された動画や写真を見て噂しあっているとか。実はこのピエロがスケルモリーの村に現れる犯罪のはこれで2度目。2年前のハロウィーンの頃にも同じ格好の人物が同様の悪事を働き、不気味な季節が終わるとすぐに姿を消したと伝えられている。そのため、住民も犯人探しに躍起になっているようだ。

地元警察もこの状況を把握しているというが、犯人にどう対処するかは誰にもわからない。果たして2年ぶりに姿を現したペニーワイズは捕まるのか、気になるところだ。

(加藤史紀 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

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