元祖・トイレの妖怪?「加牟波理入道(がんばりにゅうどう)」





加牟波理入道はトイレに現れるとされる妖怪である。

鳥山石燕の『今昔画図続百鬼』には口から鳥を吹き出しつつ、トイレの小窓から中を覗く入道の姿で描かれている。絵の解説文には、大晦日にトイレで「がんばり入道、ホトトギス」と唱えれば妖怪に会わずに済むと書かれており、更に中国の便所の神である郭登の故事も紹介している。

加牟波理入道とその呪文にまつわる話には諸説有り、兵庫県では大晦日に前述の呪文を3回と萎えると生首が落ちてくる。しかし、これを着物でくるんで持って帰ってみたところ、生首が黄金に変わっていたという話が伝わっている。

一方で、この呪文を唱えると逆に禍がもたらされてしまうという言い伝えや、トイレでホトトギスの鳴き声を聞くと不祥事が起きるとの俗信も伝わっており、そこから考えだされた妖怪ではないかとされている。

(山口敏太郎/田中尚 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©ウィキペディア 鳥山石燕『今昔画図続百鬼』より「加牟波理入道」より




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