サブカル

ももいろクローバーZ、日本のインフラのために立ち上がる!?

10月1日放送の『ももいろインフラーZ』(TOKYO MX、出演:百田夏菜子、佐々木彩夏、玉井詩織、高城れに、ゲスト:京都大学大学院工学研究科教授 藤井聡氏)では、私たちの暮らしや経済活動に不可欠な「電力」について追及。

ももクロメンバーが電力の現状と問題に斬りこんだ。

①日本の電力の問題(担当:玉井)

海外に頼りすぎ問題:日本の電力自給率は11.3%、玉井がこれをアイドルに例えると「10曲の持ち歌があるつもりが、オリジナル曲は1曲だけで後は全部カバー」。

これには「うわー!」と納得するメンバー。すると、佐々木から「出来るけど、大丈夫だけど・・だよね」とコメント。

更に危機的状況を玉井が以下のように例えた。

「カバー曲を禁止された場合、1曲しか歌えなくなってライブが成り立たないかもしれない」



恐怖の同じ曲を無限ループライブになるかもと心配するメンバー。ここで玉井が「日本は燃料になる資源がないので輸入に頼らざるを得ない状況」と解説。藤井氏も「海外の資源をお金を出して買っている。経済政策として最悪の状況」と補足。

そこで自前のエネルギーに注目。それが水力・・・

②戦後を救った水力発電(担当:百田)

ももクロにも縁のある富山県黒部市にある黒部ダム!1963年に完成し、その発電する多くの電力が今も日本を明るく照らす水力発電専用のダムである。

同時このダム建設は「世紀の難工事」と呼ばれ『黒部の太陽』と言う映画にもなったことで、藤井氏が「1968年に映画は公開され空前の大ヒットとなった。石原裕次郎、三船敏郎の両名がこの黒部ダム建設の物語に感銘を受けて共演し出来た映画。インフラで日本を支えるインフラ―Zとして大活躍する話」と解説すると、「元祖せんぱい、先輩だ!」とメンバー全員も感慨ひとしお。

③最新の水力発電(担当:佐々木)

ダムに適した場所は殆どが開発済み。新規の大規模ダムを造るのは難しい。そこで、これまで建設したダムのリノベーションがこれからの課題。

まずダムをパワーアップする。ダムの高さを上げる事により、貯水量をあげ発電量もあげる。さらに小水力発電として水車を農業用水路や上下水道に設置し僅かな水の流れで発電する。

2023年3月現在、未開発を含め50万kW以上発電可能。これは完成当時の黒部ダム2個分の発電量。



④海を利用した未来の電力(担当:高城)

海に囲まれた日本の切り札!洋上風力発電。ちなみに風車の大きさは、羽は1枚57m、高さは海上から150m、ビル40階建てに相当する。思わず佐々木が「海面からタワマン・・」と呟くと、周囲が爆笑。

海に設置する利点は、大きな風車を設置できると強い風が一日中吹いているから。ちなみに洋上風力発電の可能性は年間3.5兆kWh。日本3個分の電力を賄える!

これが全て稼働できれば、海外から燃料を買う必要がなくなる可能性が高いという。

最後に藤井氏が「地形を活かした効率的な国産エネルギーを増やすべし」と発言、インフラの力を増やすためにも、ももいろインフラ―Zの活躍にエールを送っていた。

(辻伊織 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

ClaudiaによるPixabayからの画像