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神に滅ぼされた都市ソドム、実は小惑星によって消滅!?最新の調査で新たな証拠

旧約聖書の創世記の中には、人々の間に悪徳が蔓延ったことにより、天から火と硫黄が降って滅びたソドムとゴモラという2つの都市が記されている。

かなり昔のこととは言え、当時でも大都市とされた二つの街が天変地異で壊滅するとは考えにくいため、文字通りの破壊ではなく象徴的、寓意的な表現なのではないかと解釈されることが多かった。また超古代史の分野では、実は優れた文明をもっていた古代人たちによる核戦争の描写だ、とされることもある。

だが、最近ヨルダンで行われた発掘調査にて、古代都市の破滅がなんと小惑星の衝突によるものだという可能性を示唆する有力な証拠が発見されて話題になっている。遺跡から発見された陶器や人骨には超高温に晒された痕跡が確認されており、これは当時の戦争ではあり得ない規模だというのだ。




また、遺物の状態から都市が壊滅的な被害を受ける直前まで繁栄していた事が解るため、滅亡の原因になったのは突発的な自然災害である可能性が高いという。

これらの事実を踏まえて、ソドムとゴモラの街は当時に発生した小惑星の衝突によって一瞬で消えてしまった可能性が高くなったのだ。

この仮説を最初に唱えたのはオハイオ州フランシスカン大学の神学教授であるジョン・バーグズマ博士。彼はヨルダンに存在するテル・エル・ハマム遺跡に残された痕跡から、当時の複数の都市が小惑星の衝突によって滅亡した可能性を唱えていた。

もし今回の発掘調査によって古代の小惑星衝突が実証されたならば、聖書にしるされた物語の起源が判明することになる。

数千年前にこの地域と住民らに襲いかかった過酷な運命が、今日まで語り伝えられる伝説に深く関係していたとしたら、非常に興味深い事であると言えるだろう。

(田中尚 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像 ウィキペディアより引用