2023年8月29日に放送された『世界が騒然!本当にあった(秘)衝撃ファイル』(テレビ東京系列、火曜18時25分〜)では、タートルカンパニー所属のミュージシャン怪談師・Yoshinoが出演。UMA怪談を得意とする彼は、鹿児島に未だガラッパ(河童・南九州の方言)が存在していると証言!
九州にはガラッパのミイラが多く、Yoshinoの地元である、いちき串木野市の隣の薩摩川内市にもガラッパ伝説があった!
ガラッパの声を何度か体験したYoshinoによると、「ヒー、ヒー」という鳴声だっだとか・・・そして、目撃できたのは1度だけで6年前のことだった!
いちき串木野市の浅くて普段は流れが緩い川で、なんと、ガラッパの動画を撮影していたのだ!台風で増水し流れが速くなっていたにもかかわらず、ガラッパらしき茶色い頭が水面に顔を出して川に流されている様子もなかった・・・
オカルト編集者・角由紀子氏は、ガラッパである可能性を発言した。よく見ると、頭の下側に白い歯らしき物も見えるという・・・
「クチバシがあるフォルムで描かれることが多いんですけれども、目撃者談などを聞いてみますと人に近い感じなんですよね」とコメント。角氏は人間が川へ近寄らないよう、ガラッパが見張ってくれていたのではないかと推察。
人間にイタズラするとも言われていたガラッパだが、水神様としても祀られている。ガラッパにはエイリアン説もあり、自在に姿を見せたり消したりすることも可能なんだとか!?
Yoshinoは実家の隣の老夫婦が住んでいる家に遊びに行った際、「今日はね、彼岸の中日だから、ガラッパどんが山から下ってくる・・・そして、家の庭を通るんだよ」と言われたそうだ。なお、地元の資料(『鹿児島民俗75号』鹿児島民俗学会)にも、「春の彼岸には川に下り、秋の彼岸には山へ上がる」とガラッパのことが記述されている。
Yoshinoが縁側に座ってお茶を飲んでいると、正午近くなった頃にずっと山の上から「ヒー、ヒー、ヒー」と聞こえてきたのがガラッパとの初遭遇だった!すぐ近くまで聞こえてきたのに姿が見えなかったので、老夫婦に小声で話すと「ガラッパどんは見えないよ」と言われたそうだ。
《鳴き声は聞こえてもその姿を見た人はいないという怪物だ》と資料にも書いてある!現在既に老夫婦は他界しており、その家の所有者は不明なんだとか・・・。
ガラッパどんは山から下りてきて庭や道路を通り、川の方へ下りていくそうだ。Yoshinoが動画撮影した川と違い、地元では一番大きい川なんだとか。
その淀んだ川の上流で、Yoshinoの父親も60年前に目撃していたんだとか!それは、彼の父親が子供同士で川遊びをしていた時だった。泳いでいる際に、人が住んでいない向こう岸から鞠をつく音がしたそうだ!なんと赤い着物姿の女の子が、岩の上で鞠をついていた・・・
その女の子の方へ泳いで行こうとすると、「それ以上行ったらいかんど!!」と母親(Yoshinoの祖母)から大声で怒鳴られた!「あの赤い着物を着た女の子をよく見ろ!あれがガラッパどんじゃど」と言われ、「ガラッパどんは化けるんだって!だから、人間の姿に見えるけれども、もしお前が向こうの岸に渡っていたらもうお前の命はない・・・」と衝撃的な事実を聞かせられたのである。
さらに桜島で飲食店を経営しているYoshinoの知人女性は、なんとガラッパに襲われた女性が入店したことがあったんだとか。知人女性の従姉妹が「髪の毛がおかしい、全然とけない」と言ってきたので、触ろうとしたらボンドで固めたようになっていた・・・
なんと、ガラッパに出会ってから起きた現象なんだとか!知人女性の従姉妹が通った道も、ガラッパの通り道と言い伝えられていたそうだ。桜島のガラッパは海に棲息し、山へ上がって山の神様まで行き来しているとも・・・「作り話できないしね…こんなことね」と、Yoshinoの知人女性は笑い混じりに話していた。
未だガラッパが棲息している可能性について半信半疑だが、鹿児島民からは当然のごとく受け入れられていた事実や多種多様な側面を持つ不思議な生物であることに益々惹きつけられる。
人間とは異質な存在だが、ガラッパにもどうやら個性があることに親近感を感じた。
「怪談王2022決勝大会」で優勝を飾ったYoshinoだが、本年度もガラッパ顔負けのガチ怪談を期待している!
(☆よみらいたー古都奈 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
画像 🄫山口敏太郎タートルカンパニーHPより引用