【現代都市伝説】「2011年スカスカおせち事件」招いた影響が今も尾を引く





2018年12月31日、運送会社のヤマト運輸は埼玉県から北海道へ、本来冷凍でおせち料理を運送するはずが、誤って冷蔵として運んだために鮮度が落ちてしまい、1268個分の配達を中止していたことがわかった。

宅配予定だったおせち料理はひとつあたり1万5800円という高級品で、12月29日の北海道に到着後、ドライバーが温度設定の間違いに気がついたという。

このことから、現在、北海道では少なくとも1200もの家族が「おせち難民」に陥っているはずであり、被害にあった方々は平成最後のお正月にとんだ災難を被ったと考えられる。

さて、今回の大規模な「おせちトラブル」だが、インターネットの一部では2011年に発生したおせちトラブルを思い出さずにいられない人も少なくなかったようだ。




このおせちトラブルというのは、神奈川県横浜市のカフェが販売したおせちが、見本の写真とは程遠く、中身がスカスカな状態で客の手元まで届けられてネット上で大騒ぎになった事件である。

このおせちは通常価格21000円で販売していたが、クーポンサイトの「グルーポン」で共同購入すると、半額の10500円で購入できたということから、500人ものサイト利用者が購入した。

見本のおせちは、キャビアやフカヒレのこごり、名古屋コーチンもも肉の燻製、国産和牛ローストなど高級食材をふんだんに使用した料理で、見た目では21000円での高額販売も納得の内容だった。

しかしながら、その年の大晦日2010年12月31日に各家庭に届いたおせちは、上記の内容とは似ても似つかないものだった。「重箱の中身はスカスカ」「4人前と明記されていたのに1名分しか入っていない」「生ハムとカマンベールチーズは6Pチーズが1個だけに化けている」など、購入者にとっては、まるでこれは罰ゲームか、それともドッキリカメラでのいたずらかと思わず疑ってしまうような、驚きを通り越した衝撃度であったようだ。




このスカスカおせちが登場した背景には、作業人員が3人しかいない状態で500名のおせちを作らなくてはならなかったこと、作業時間があまりに短すぎたすぎたこと、グルーポン側との打ち合わせ不足などが主たる原因だったという。

この事件以降、このおせちを販売したカフェとグルーポン、そして全般的に通販おせちの信頼度が大きく失われたといい、特にネット販売でのおせちの売上はこの後に大きく落ち込み、現在でも少なからずマイナスイメージが付きまとっているという。

これからますます食品のネット販売、また宅配が増えていくことは容易に想像できることから、各業者はより一層の用心を心がけるに違いない。

(文:江戸前ライダー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

イメージ画像©PIXABAY

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