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洗脳実験「MKウルトラ計画」その技術が裏で広まっている!?

MKウルトラ計画とは、CIAマインド・コントロール・プログラムとも呼ばれる、CIA(中央情報局)が計画・実施していた洗脳実験のコードネームである。簡単に言うと、アメリカが洗脳方法を研究しそれによる人体実験を行なったという計画だ。

1950年代初頭から1960年代末まで行なわれていたとされており、のちにアメリカ連邦議会において辛うじて残されていた関連文書が公開されたことで、計画の存在が明るみになった。

きっかけは、1950年代の朝鮮戦争において、中国が捕虜としたアメリカ兵に対してアメリカや資本主義の否定と社会主義の正義性を洗脳させた事件によるという。

CIAの文書では「マインドコントロールの効果を立証するための実験」と称しているが、大きな目的は「記憶を消して無感情の兵士を作り出すこと」「戦争捕虜やスパイから情報を自供・自白させること」「外国人指導者を洗脳すること」である。




被験者はCAI職員、軍人、妊婦、精神疾患者などであり、事前の同意なく薬物投与される、電気ショックを受ける、放射線を使用するなど、非人道的なものであった。

また、かつて世間を震撼させたオウム真理教が信者を獲得していった背景には、このMKウルトラ計画による洗脳技術がベースに用いられたと言われている。

1960年代で打ち切られたというこの実験は、場所を変え名前を変え現在でも続けられているともされており、著名なアーティストや有名人とはじめとして、カルト団体の信者、果ては一般市民が秘密裏のうちに実験対象とされ、利用されているとも言われている。

(にぅま 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

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