初めて怪異体験をした時の話しです。
小学校の頃は夏休みに家族と温泉旅行に行っていましたが、中学生になると「友人と遊ぶからいいよ」と言っていましたが、やはり行きたくなって、家族と旅行に行きました。
伊豆か強羅か定かではありませんが、旅館に予約しようとしたら満室だったのですが、毎年ご利用いただいているからと、特別に1泊できることになりました。
部屋に入ったら暗くていやな感じがしました。ベランダには、他の部屋には付いていないネットが付いていて、何だろう?と思いました。
夕食の時間、部屋で待っていても料理が運ばれて来ないので、フロントに電話をしたら「えっ?」という反応で「何でこの部屋にいるんだろう?」という感じでした。
食事をして風呂に行って戻って来たら、へやの物が元あった場所から動いていて嫌な感じがしました。
寝ようとしたら、今まで聞いことのない、木が裂けるような「バリバリっ」という音がして、誰かに頭を押さえつけられる感じがしました。
何だかとても寂しい気持ちになったところで金縛りになりました。金縛りを解こうと一生懸命もがくたびに頭を締め付けられましたが、渾身の力を込めてもがき、何とか金縛りが解けました。
そのあと、怖くて父にくっついて寝ました。
そのころは母は一晩中怖い夢を見ていました。
人が飛び降りては運ばれる・・・人が飛び降りては運ばれる・・・が延々繰り返される夢。
次の日、フロントに過去に何かあったかを聞いてみましたが、口を閉ざしていてチェックアウトの時も「すみません」という感じでした。
(アトラスラジオ・リスナー投稿 しんしんさん ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
画像 *ゆず* / photoAC