
一説には実在する可能性が高いともされている、古代の海を泳いでいた巨大ザメ「メガロドン」。
メガロドンは約260万年前に絶滅したとされているが、その姿は現生のホオジロサメをそのまま大きくしたものであるため、エサの問題などが解消できれば現代の環境でも十分に生息可能ではないかと考えられているからだ。
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絶滅した理由としては、温暖で浅い海に生息しており、遊泳速度もあまり発達していなかったため、寒冷化していった地球環境の変化に適応出来ず、生存競争に負けて絶滅したとみられていた。そんなメガロドン絶滅に超新星の爆発が影響していたのではないかという新たな仮説が唱えられて話題になっている。
研究者のAdrian Mellot博士は「超新星の爆発による宇宙線が地球に照射されたことによって放射線量が上がった事が原因ではないか」との仮説をたてている。
それによると、放射線量の増加が海洋の藻類の現象を引き起こし、生態系のバランスが崩れて捕食者である巨大生物もっ絶滅に至ったのではないかというのだ。最終的には海洋に棲息してた巨大生物類の約36%が超新星の爆発による影響を受けたと見られるという。
Mellot博士は絶滅した種の生息地を調べることで、仮説が正しいかどうか確かめる事も可能であるとして、さらなる研究の必要性について述べている。
(飯山俊樹 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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