千葉県の民話集にて掲載されている妖怪である。
千葉県に手賀沼と言う沼がある。この沼の渡し船には、度々船の先端に「魔除け小僧」という妖怪が出た。全裸でただうなだれて、座っていると言う。
これと関連があると思われるのが、遣唐使船で実施されていた持衰(じさい) という存在である。持衰とは、かつて船の安全を祈願し海が荒れた時に生贄になったり、航海がうまくいった暁には宝を買ったりした。
この犠牲になった持衰(じさい) が妖怪化したものが「魔除け小僧」になったものと思われる。
(山口敏太郎 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
画像 ウィキペディアより引用