子供の頃見た妖怪のお話です。宮崎の高千穂で街中からバスで一時間とちょっと山手に上がった所に住んでいて見渡す限り山でした。
小学校一年の冬休みの正月元旦の日でした。確か時間は朝の10時くらいやったと思います。
人も車もそんなに通らなく標高の高い冬は宮崎でも雪が積もって寒い田舎に修行僧の格好をした人が庭先まで歩いてきました。服装は袈裟懸けでかなり色褪せた感じでしたが左手には身丈ほどはある立派な杖を持ってました。
顔はよく時代劇とかで見られる三角の帽子？でした。
今思うと時代劇を見て思ったんですが人が被ると口が見えてたんですがその当時のその人は？みえてませんでした・・・と言うよりかは頭が小さい？になるんでしょうか？不思議過ぎてずっと見いってました。
時間にして10分くらい見つめあったまま突然その人は来た道を帰って行きました。
同じ年の10月か11月の寒くなり始めた夜の10時くらいやったと思います。
家が戦後に建てられたと聞かされたんですが、自分が住んでる時は結構ボロボロですきま風が入って来て寒い家でした。暖をとるのに掘炬燵しかなく時々寝る時がありました。
その日は弟と母親が炬燵で寝てたと思います。自分は何故か寝れなくて起きてましたが遠くから物凄い足音が聞こえてきました。
大の男でも大きくジャンプして着地してもあの音は出せないと思います。人ならピシャピシャとしか出せないんですがその時の音は例えるなら高い位置から土嚢袋を落とす感じでしょうか？ドシャッドシャッでした。
遠くから聞こえていて坂道を登ってるので通り過ぎていくのかと思っていたら家の庭先まで来てそこで足音が止まりそれ以降は静かでした。
その当時ゲゲゲの鬼太郎が好きで顔だけの妖怪ぎ来たと思って恐怖しながら寝ました。
小学校4年か5年生の日曜日の夕方6時前やったと思います。ちょうど夕方のアニメが始まる前で弟、妹らとテレビがある所で待ってました。
その日は天気が良く風が全くありませんでした。その時いきなりの突風が家の前にある倉庫に吹いてびっくりしました。
風が吹いて不思議に思ったので家の前にある杉の木を見ると枝が全く揺れておらず更にびっくりしました。
（アトラスラジオ・リスナー投稿 Ｔ．Ｋさん ミステリーニュースステーションATLAS編集部）
Haytham ReslanによるPixabayからの画像
