先日、ペルーのとある村にて「宙に浮かぶエイリアン」が目撃され、村が侵略されているのではないかと住民らが怯えるようになったため、当局が介入する事態に発展するという事件が起きた。
ペルー当局によれば、この事件は7月からアルト・ナナイ地区に住む先住民イキトゥ族が、宇宙人か超自然的な存在と思われる、浮遊する力を持つ幻想的な存在の訪問を毎晩報告したことから始まった。
目撃されたヒューマノイドは銀色で頭が長く、目は “半分黄色がかって “おり、約1.5メートルほど宙に浮くことができる靴を履いているように見えるという。
「この侵入者たちはきっとエイリアンです。見た目はスパイダーマンに出てくるグリーン・ゴブリンのような鎧を着ているようで、銃で2回撃ちましたが倒れることなく、更に空中に浮き上がって消えてしまいました。いったいこの村何が起きているのか、私たちは怯えています」とコミュニティ・リーダーのジャイロ・レアテギ・アビラ氏は述べていた。
一度か二度なら見間違いともいえたが、目撃証言は毎日報告されるようになり、ついには10代の少女が襲われる事態となったため当局が現場で調査を行う事態となった。
その結果、エイリアンの驚くべき正体が明らかになったのである。
当局によれば、エイリアンの正体は近くのジャングルで違法に金を採掘していた鉱山採掘者の集団であったという。「宙に浮かぶエイリアン」という証言は村人たちの勘違いや集団ヒステリーではなく、犯人らが実際にジェットパックを使って、「重力の法則に縛られていない存在」であるかのように見せかけていた。
この手の込んだ演出のお陰で村人たちは本当に宇宙人ないしは幽霊がジャングルに潜んでいると信じ込んでしまった。そうすることで、違法採掘が行われている現場に村人たちを近づけないことに成功したのである。
事実は小説より奇なりという言葉があるが、正しくその通りの事件であったと言えるだろう。
They weren't aliens, they were illegal miners! Prosecutor's Office reveals community investigation in Loretohttps://t.co/npGGhQZN6K
— Speedy (@RalphSpeedy) August 9, 2023
（飯山俊樹 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部）
Photo credit: macwagen on VisualHunt
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