【放送事故】話題の美少女アニメ『いもいも』放送延期!現場で何が起こっている?





先日、ATLASでも紹介したTVアニメ『俺が好きなのは妹だけど妹じゃない』(通称『いもいも』)が、11月21日から随時放送予定だった第7話の放送中止を発表した。

『いもいも』の公式Twitterでは、11月20日、「制作進行上の都合により放送を延期させて頂きます」とコメント。

以前、ATLASでは『いもいも』の第2話(10月17日放送)における相次ぐ作画の乱れから、制作スケジュールを不安視する声を視聴者の間では多く聞かれていた。それゆえに「平成最後の放送事故アニメ」であると、全国のアニメファンから不名誉な称号を与えられていた。




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今回の放送延期は「制作進行上の都合」と発表していることから、ついに「作画崩壊」を通り越して、作品の完成、納期が間に合わない状態になってしまったのではないかと推測されている。

なお、納期に間に合わず放送を延期したアニメは歴史をたどれば数多くあり、古い例では、漫画家・石ノ森章太郎原作のアニメ『サイボーグ009』(2001年版)などが有名だ。

本作は最終話を含む3話で、石ノ森が生前構想していた「完結編」に関してのエピソードを放送する予定だったのだが、完結編の前に放送されていた「地下帝国ヨミ編」全5話の制作が間に合わず、4話と5話の間に総集編が急遽制作されるという異常事態となってしまった。




その結果、009完結編のアニメ化は全3話予定が前後編の2話構成に変更。未放送となったエピソードはDVDソフトのみの収録となっていた。

このように本来、制作が間に合わなくなったアニメは、『009』のように過去の映像をつなぎ合わせた総集編が作られることが多いのだが、『いもいも』の場合は総集編すら作られなかった放送延期のため、かなりギリギリの状態で制作が行われていたことが容易に想像できる。

思いもよらない過密スケジュールにより、まさに「万策尽きた」ような『いもいも』制作現場だが、とりあえずは延期となった第7話を早いところ放送し、また制作スケジュールの正常化を願うばかりである。

(文:江戸前ライダー ミステリーニュースステーション・ATLAS編集部)

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