『妖怪ウオッチ』が米国でも人気を集めているが、死んだ猫が蘇ったという不可解な事件がアメリカで昨年発生している。まさにリアル・ジバニャンであり、今年アメリカで起こった『妖怪ウオッチ』ブームを予見していたかのようにも思える。
2005年1月のCNNの報道によると、米国フロリダ州タンパで車にはねられ死んだ猫が土中に埋葬後、5日目に蘇生。墓から這い出て近所の庭を徘徊しているのを飼い主によって発見された。この事件後、「本物のゾンビキャットだ!」「フランケンウィニーが実在した!?」と全米の愛猫家の間で軽い騒ぎになった。
タンパベイの動物愛護団体ヒューメーン・ソサエティによると飼い主・エリス・ハトソンさんは、2015年1月、飼い猫のバートが車にはねられた状態で路上で冷たくなっているのを発見、顔の損傷が激しく既に死亡していたことから、近所の人と一緒に自宅の庭に埋葬した。だが、その埋葬から5日後、近所の家の庭をよろめきながら歩いているバートが保護された。
どうやら、自力で土中から這い出したものと思われる。その後、バートは片目の摘出手術を受け、顎をワイヤーで固定しどうにか回復した。まさにアメリカ版の化け猫、リアル・ジバニャンに相応しい生命力ではないだろうか。
山口敏太郎事務所