海岸には様々なものが漂着するが、先日海外にて浜辺に大蛇が漂着して話題になった。
18日午前8時ごろ、オーストラリアのクイーンズランド州サンシャイン・コーストにあるサンシャイン・ビーチを訪れていた海水浴客が巨大なウミヘビが漂着しているのを発見。体長1メートル強、体重2~3キロの少なくとも10歳以上と推定される、猛毒を持つウミヘビだった。
このウミヘビは地元のサンシャイン・コースト・スネーク・キャッチャーズに通報され、オーストラリア動物園野生動物病院へ搬送された。作業員のスチュワート・マッケンジー氏によれば、彼と仲間の捕獲員が現場に到着したとき、ウミヘビの状態はよくなかったという。
New.au.comの取材に対し、マッケンジー氏は「確かに元気がなく、横腹に大きな傷があった」と証言している。
同団体はさらに、公式Facebookにてこのように漂着したウミヘビを決して拾ったり、海に戻したりしてはならないと警告している。
「ウミヘビが浜辺に打ち上げられていた場合、通常は具合が悪いか怪我をしていて、助けが必要な状態です。しかしむやみにウミヘビを拾い上げたり、海に戻したりしないでください。ウミヘビは猛毒を持っているため、専門家のみが取り扱うべきなのです。発見した場合、安全な距離を保ち、飼い犬を遠ざけ、すぐに地元のヘビ捕獲業者に連絡する必要があります」
現状、保護されたウミヘビが助かるかどうかはまだわからない状態だが、Facebookには「この子が元気になって海に帰ってくれることを心から願っています。彼(ウミヘビ)はとても美しい」「なんてモンスターなんだ。快方に向かうことを願っています」という心暖まるコメントが多数寄せられていた。
(田中尚 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
画像 Sunshine Coast Snake Catchers 24/7 / Facebook